「追加の麻酔を」。「メス」。・・・聞こえてくる言葉が普通じゃない。結局3時間20分、診察台に座り続けることに・・・。
実はずいぶん前、焼津の歯医者さんに通っていた頃から「上前歯が真剣に悪い」と言われて久しかった。忙しさにかまけて数年来 放置新聞にしたら、いよいよ悪くなっていたみたい。
東京での仕事が中心になり、合間に歯医者さんでレントゲンを撮ってもらった結果、「頑張ってみるけど 多分これは抜かないとダメでしょう・・・」と言われていた。で、今日はその抜歯の日だったんだけど、歯を抜いたらその奥からはうずら卵大の膿の塊がでてきたらしい。歯ぐきにメスを入れ、「かきだして、バキューム」の繰り返し。口と鼻との間の骨も若干削ったらしい。その後消毒してナイロン糸で歯ぐきを縫う。でも今度は出血がとまらない・・・。膿を取り出した部分の空間が大きすぎて、そこに血が流れこんでしまうとのこと。
午後1時半のアポの時刻がせまってきてしまった。先生にお願いしていったん仮歯を入れ、歯ぐきのあたりにはガーゼをつめる。
先生:「仕方がないからそれで行ってきて下さい」
でも診察室を出ようとしたらそのときすでにガーゼは真っ赤だ。
自分:「あの~、すいません、ガーゼ、入れ替えていただけますか」
先生:「あら~・・・、じゃ、もう1回座って」
ガーゼをつめるとよけい赤が目立つので、
「打ち合わせに入る前、そのビルに着いたらまず洗面所に行ってガーゼを捨てて下さい。で、そのままのりきってきて。頑張って」
「はい」
麻酔が効いてすっかり気持ちよくなっている頭で「がんばれ、俺」とつぶやく。
結局待ち合わせの渋谷には3分遅れで到着。訪問先での打ち合わせもまずまず。
なんとか乗り切ることができた。
渋谷での打ち合わせの後、また歯医者さんへ戻り 止血の続きをやった。
日本橋の事務所に戻り電話していたら、デスクに血が飛び散っていた・・・。
今はアキバの自宅で一人。処方された消炎剤と抗生物質は飲んだけど、痛み止めは飲んでない。もちろん違和感はあるけど、痛み止めを飲むほどじゃない。
先生から「今、やっておいて本当によかったよ。これ以上放置したらたいへんなことになってたわよぉ」(← 女医さんです (^^;) )と言われた。
「そうですね。なんか、ぼくもそんな気がします」と言った。
抜いた歯をみせてもらったとき、とても忍びなかった。「こんなことならもっとはやくちゃんとしておいてやればよかった」と。やはり自分の身体は自分で思いやってやるしかない。「前歯よ、すまぬ」と今度ばかりはマジで反省した。
歯医者さんは赤坂の「まえだ歯科」。先生はとてもチャーミングな名医です。
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特に時間の自由がないと、歯の場合はつらいですよね。
お大事に!!!
口腔ケアって現代人(日本人かな)にとって忘れられがちな盲点のひとつですよね。
口臭、歯周病、齲歯などなど、健康上も対人職務上もどれもダメージ。早め早めの口腔ケアはステータスの一つだと経験上敢えてご忠告申し上げます。
ビジネスチャンスを逃した先達の話が数多あるものですから、忙しい御身は理解しておりますが…。
まーくん、今回、ご紹介いただいて都内の歯医者さんに通うことになったのですが、とても誠心誠意やっていただけるいい先生ですよ。焼津にいるのは土日だけになっているので現状では都内ということになると思うのです。いずれにしても今回はちょっと腰を据えてかからないと、ですね。
ワイドー!さん、ご忠告ありがとうございます。今回は自分でも反省しておりますので、今後はきちんとケアしていきます。昨日は今思うと「軽い手術」だった感じですね。今朝も歯医者さんに行ってみていただくことになっています。昨日に比べるとだいぶラクになりました。