事務所を出たのが午前2時過ぎ。当然ながら電車はない。六本木ならいざしらず さすがにこの時間になると日本橋はほとんど人気がない。でもありがたいことにタクシーは流れてる。
私 「水道橋駅のそばなんですけど」
運 「わかりました」
しばらく走ったあと 運転手さんが
運 「水道橋駅のどっち側ですか?」
私 「御茶ノ水側です」
運 「じゃ、白山通りからいけばいいか・・」
私 「いや、駿河台下からいきたい」
運転手さんは気がついたはず。「この客、マニアックだ」と。
私 「駿河台下の交差点そばの猿楽通りに入る道。そこからいきたいんです」
運 「あ~、そんな道あったような気がしますね。行ってみましょう」
私 「こっちから行ったとき入れるのかチェックしたいんです」
運 「大丈夫だと思いますけどね、行ければ最短距離ですもんね」
運 「あ~、ダメだ。一通出口になってる」
私 「あ、いいです、じゃそのまま御茶ノ水方面へ」
運 「それじゃ、ここの一通まがってみましょう」
私 「そうスね、いってみましょう」
運 「あ~、ダメだ。もとの道に戻されちゃう」
私 「この際(メーターは)気にしなくていいスから!」
運 「じゃ、このヒルトップホテルのウラから行ってみましょう」
私 「これならいけますよね、多分。 アレッ、これはダメ?」
運 「や、この先の坂を下れますからね。それで(猿楽通りに)合流できるでしょう」
私 「あ、ホントだ。さすがですねー」
運 「いや~、私も勉強になりました。また調べておきますね」
私 「はい、よろしくお願いします」
夜中に運転手さんとなにやってんだか。よくわからないけどとりあえず盛り上がっておもしろかった。
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さすがですっ!!!!!!
いつも熱いコメントをどうもありがとうございます。とても励まされます。
「一期一会」、いい言葉ですね。それがたとえ夜中のタクシーの運ちゃんでも。
ホント、そう思いますです。
その場の状況もなんとも面白いけど、それを文章にするところがまた上手いっ!
ちょっと三谷幸喜の「オンリー・ミー」的なタッチで、私個人的にツボ入りました。
ホント最高っすよ!!
そだね。これからこのテの何気ない会話風コンテンツも定期的に盛り込もうかな。
私もタクシーの乗務員やってるんですが深夜は普通の正常なお客様少ないからとしたかさんの様なお客様お乗せしたいです
おぢゃましました
はじめまして。東京日記へようこそ、です。
そですよね、夜中は道がすいてる。すいていると都内って近いですよね。だから多少の遊び心があってもいいのかと思いました。
夜中に運転手さんと盛り上がっておもしろかったです。
またWebで、路上でお会いできるといいですね。楽しみにしてまーす。