年齢を重ねるたびにしがらみみたいなものが多くなってきて、妙に物分かりが
よくなったような自分がいることに気づく。でも、そういう感じだと、大きい
こととか、画期的なことができにくくなってしまうんだよね。
もう1回、創業の頃の気持ちに返って挑戦したいって気持ちが強くなっている。
合意形成に力と時間を注ぐぐらいなら、事業そのものに力と時間を注いだ方が
進行ははやくなる。周囲からは多少危険人物と言われても、あまり気にしなく
てもいいのかも。100%の人から理解をいただくのは土台無理な話しなんだから。
自分は今年60歳になり、ビジネスマンとしての人生はもう第4コーナーを回って
いると思う。ラストスパートして、ゴールに倒れ込むくらいの気概で仕事に
打ち込みたい。自分の信じた道をまっすぐに進みたい。そんな気持ちが強い
かな。
ところで、
PayPayの100億円キャンペーン、すごかったですよね。さすがに3月くらいまで
かかるかと思っていたみたいですが、なんと10日で到達してしまい、キャン
ペーンは終了になりました。利用額の20%分のポイント還元で100億円だから、
実際の消費活動は単純計算で500億円行われたってことだよね(細かいことは
この際、おいといて)。すごいっ!!ですよね。
でも、ま、それはそれとして
電子地域通貨って、そもそも全国区の電子通貨とは戦う土俵が違うものだから
あまり気にしなくてもいいのかも。電子地域通貨はあくまでも、地域の人たち
から利用してもらえるかどうか、地域のお店を巻き込んで魅力的なサービスを
展開していけるかどうか、地域の経済活性化に役立てるかどうか、そこが勝負
なんだよね。
だからと言って、もちろん
のんびり構えているワケにはいかない。スピードが一番大事。
創業時に返ったつもりで仕事にまい進する。だけど、26年前、ホントの
創業時に戻るワケではもちろんない。成長とは「螺旋的発展」だから
1段階レベルが上がっていなければいけない。
じゃ、その1段階上がった違いは何かっていうと、それは「がんばる動機」かも
しれない。かつてのようなハングリー精神とか、自分だけ良くなりたいという
エゴでもなくて、「地域社会に貢献する」という信念みたいなものが、動機、
起爆剤になっていくような気がする。そうでないと、若くて優秀な人は引き込め
ない。そんな時代がきていますよね。
社会性が高い事業だとしても、最初から全員が理解者になってくれるわけは
ない。で、その合意形成にあまり時間と労力を使ってしまうと、スピードが
失われてしまう。10年くらいたったとき、「そういうことだったのか」とか、
「あいつもなかなかがんばっていたんだ」みたいな感じで思われるとすれば
本望だ。とにかく、清々と、やりたい仕事に集中していこう ( ´ ▽ ` )ノ 。