東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




ほとんど死語ですかね。
昔は子どもの勉強机の上には、かなりの割合でこの言葉が書かれた楯があった。
「努力」という言葉の楯も多かった。
子どものころ、自分の机の上にも、東京タワーの小さなオブジェと一緒に
「根性」の楯が置かれていた。

教育の世界では、もう完全に使われなくなったのでなかろうか。
ビジネスの世界でも、最近は、この言葉を使った瞬間に無能者とみなされるような風潮がある。

・創意工夫がないのを棚に上げて、部下をこき使う上司
・労基署を恐れぬ不届きもの
・数値で語れない不明な精神論者

こういうことなんだろう。

自分たちの会社は

・創意工夫が求められるのはもちろん
・就業規則はきちんと労基署にも届けてあるし
・数値は週次決算で管理。月次ハイライトではかなり克明な報告が求められる
公認会計士や社労士の先生方の助言をいただきながらキッチリやっている。

自分が初めてコーチングの本を読んだのはかなり前で、以来、社内研修もずいぶん
おこなってきた。だから論調も穏やかで、上から権力をふりかざすような感じで話す人は
ほとんどいない。

そういう会社ではあるけれど、

自分は「根性」が無用なものだと思ったことは、ただの一度もない。

どんな時代になろうと、根性はいる。

好きなことを仕事にすれば、根性はいらない という論調もある。確かに
好きなヤツは頼まれなくても仕事するし、あたかも楽しんでいるように仕事する
ヤツもいる。

ただ、仕事である以上、楽しいことばかりということはありえない。

・お詫びをしなければいけないこともあるし
・論戦をはらなければいけないときもあるし
・くやしさを我慢しなければいけないときもある

そういうときに、粘り強さ や 根性 は絶対に必要だ。

ビジネスには計数的な管理と両方必要なのであって、「根性はいらない」などということは
絶対にない。逆境が訪れたとき、歯を食いしばって、がんばりぬける、そういう
根性の持ち主の集団でありたいと思っている。


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