世界的なIT拠点を目指す「秋葉原クロスフィールド」建設が進んでいる。「秋葉原ダイビル」と「秋葉原UDX」の二棟で構成され、それぞれの完成予定は2005年3月と2006年3月。
「秋葉原ダイビル」は地上31階、地下2階。低層部分は情報ネットワーク拠点。シンポジウムや学会などに利用できる500席の「秋葉原コンベンションルーム」やインターネットカフェが並ぶ。中層には大学、政府系、民間の研究機関が集中して入居し、産官学連携の一大中心地としての機能を担う。すでに東京大学、筑波大学などがサテライト・キャンパスの設置等を予定している。高層階はオフィスフロアで日立製作所が入居する。
「秋葉原UDX」は地上22階の建物。4階までの低層部分に集客・サービス機能がまとまっている。2階の吹き抜け部分にイベントスペースを設置し、新製品や新技術の発表会、デモンストレーションの会場として使用される。約30の飲食店も誕生し、テイクアウトフードも楽しめる屋外ベンチもたっぷり用意。誰もが使えるオープンスペースをたっぷり確保した。5階から上層は一転して、落ち着いたオフィス空間として機能する。
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↑ 雑誌「東京人」12月号より抜粋・中略して掲載
この2つのビルができると東京タイムズタワーもよくなる。秋葉原駅までがさらに近くなるし(今でも十分近いけど)、快適になる。
あと「ヨドバシAKIBAビル」が2005年秋にオープンなんだよね。あの梅田のヨドバシをしのぐ規模の店舗になるっていうことだからすごい。
それから「つくばエクスプレス」。やはり2005年秋に開通するらしい。今日「ワールドビジネスサテライト」で特集してたけど、茨城県がえらく入れ込んでいる。今、高速バスで2時間かかってるつくばをなんと45分で結ぶ。沿線の住宅開発も進むようだ。これはすごくいいことだと思う。
自分がいちばんポイントになると思っているのは、現在のアキバに集う技術少年たちとうまく融合していく、ということ。「オタク」とか「マニア」とか、あまりよく言わない人もいるけど、違う。彼らの中にこそ 日本の将来を背負う人材がいるのだ。「MANGA」は立派に英語になっていると言うし、アニメやゲームほど日本が世界的にダントツの競争力をもっている分野も珍しいのだ。自分はゲーマーではないが、ゲーム産業は大いに評価している。素晴らしい活躍だと思う。
今のアキバがもつ迷宮のように雑多で、不思議な魅力。けっしておしゃれではないけれど、「最先端」に敏感ですごくビジネスセンスがいいアキバは残ってほしい。その上で新しくできる施設が上手に今のアキバに融合して、これまでアキバに不足していた快適性や国レベルでIT事業を強化する迫力や国際性みたいなものを加えていくような、そんな形になるといいな。まだちょっとイメージわいてないんだけどね。すごくよくなるような気がするんだ。
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