高校の同窓会

高校のときの同窓（静岡聖光学院３期生）会が静岡市で開かれ参加してきた。３０人くらいはきていたかな。先生も２人きていた。「あの頃」の仲間が集まると感覚もすべて「あの頃」に戻ってしまう。呼び名も、言葉遣いも、みんな「あの頃」に戻るのだ。

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今回の幹事はトシパイとデブシの２人。来ていた先生はチーケンと石井さんの２人。近況を報告しあったり、名刺交換をしたりするヤツもいて、なかなか楽しい。高校卒業から３０年近くなるとみんな容姿の変貌も甚だしく「オーッ、オメェ、トミタケか！」みたいな感じで盛り上がる。自己紹介でも
「沼津署勤務の山田です」
「へーっ、テイイチ、警察やってんのか、じゃ捕まるときは沼津にするわ。そんときは優しくしてくれよ」
「テイイチ、交番でへびは飼ってねぇだろうな（テイイチは以前は生物部だった）」
とか合いの手が入る。
川島は自己紹介で壇上に立って　いきなり
「フライは一人一本ずつだ。尚男は２本食ったけどな」とか言って、「うるせー！細けぇこと言うな！！」とかヤジられたりしておもしろかった。

２次会は三々五々バラバラになっていったが自分は「かん奈」（常木の小学校時代の同級生がママさんをやっているため、３期生の溜まり場になっているカラオケスナック。ママさんが気配りのある人で人気がある）に行く。かん奈組はトサ、バッキャーロー、シロウラ、ジョンソン（日本人　念のため）、自分の５人。カラオケでガンガンに盛り上がって、久しぶりに思いっきり発散した。

バッキャーローがカーペンタースの「青春の輝き」とか歌うとトサが「カタカナを読むな」と言って画面の英語の歌詞のルビを隠したりしていた。こういうアホなことができるのも同窓のいいところなんだと思う。トサは「さらばハイセイコー」とか「我が良き友よ」とか相変わらずの路線で歌っていたが、バッキャーローは「こういう感性の乏しいヤツとは一緒に歌いたくねぇ」とか言いながら、「コーラが少し」とか「池上線」とかセンチメンタル路線の唄を歌っていた。

カラオケに行くといつも思うのは「ギリギリで知っている曲」「聞くと思い出す懐かしい曲」というあたりを選ぶのがコツで、ウケるかウケないかというのは　唄の上手い下手よりも、この「選曲の妙」にかかっているような気がする。ま、いいか。

ぼくらと同い年のママは筋金入りの郷ひろみファン（ヨメさんと同じ　ま、いい）。自分はママのリクエストに応えて郷ひろみの「よろしく哀愁」を歌ったり、演歌好きのトサにあわせてクールファイブの「逢わずに愛して」を歌ったり、バッキャーローの「感性路線」にあわせて「想い出がいっぱい」を歌ったりして　ノンポリシーで楽しんでいた（ノンポリシーではあるが、「ギリギリで知っている懐かしい曲」という配慮がなされている点がポイント。ま、どうでもいいが）。

こういうことひとつ取ってみても高校の頃の人間関係、そのままのような気がするな。

かん奈では閉店まで騒いで、そのあとママもいっしょにラーメンを食べにいく。ラーメン屋で別の店に行っていた礁（ショウ）と常木とホテイさんと合流。結局３時過ぎまで騒いでいた。ま、たまにはいいのかな、と。年に何回もあるわけじゃなし。おもしろかった。