２０１１年 プロ野球日本シリーズ第６戦

落合監督って本当にすごいと思う。今日も２対１、１点差で勝ったけど、このシリーズ ドラゴンズが勝ったのはすべて２対１だ。これだけしびれる投手戦を黙々と戦い抜き、試合中はいつもベンチに座り、ほとんど喜怒哀楽をあらわさない。味方が打ったときとか、おしいプレーがあったときとか、相手に打たれたときとか、思わず喜怒哀楽がでてしまうものだと思うけど、試合中は表情ひとつ変えない。良し悪しは別にして精神力が本当に強いんだと思う。寡黙だし、マスコミ向けのサービスも少ないから賛否両論あるけど、自分は落合監督のことは好きだ。

監督就任以来８年間で４回のリーグ優勝。１回はペナントレースは２位だったもののクライマックスシリーズから勝ち上がり、日本一。Ｂクラスに転落したことは１度もない。ドラフト制度で戦力の均一化が進んだ中で、すごい成績だと思う。また一時期の読売球団のように金力にものを言わせ、トレードをやりまくり「１番から８番まで、全部４番バッターじゃないか」みたいなことをしているワケでもない（それでも読売は勝てずに、最近話題の清武さんがオーナーに就任後は、いい若手選手が育ってきている）。

落合監督就任以来、この８年間の数字がすごい。練習も、選手を成長させるのも上手かった証明だ。寡黙でも、喜怒哀楽を激しく出してもいいけど、「きちんと結果をだす」のがプロだと思う。８年間という長い間、元々常勝球団でもなんでもなかった中日ドラゴンズを率いて、さしたる大型補強も行わず（ゼロではないが、他球団に比べれば少ない）これだけの「結果」を残したのはすごいと思う。自分もこういう「結果を残せる」プロらしい人物になりたいと強く思った。



力投を続ける吉見投手。ストレートでも１３７キロとか １３０キロ台。打者をねじ伏せる剛球投手って感じじゃないけど、コントロールが素晴らしかった。ほとんどキャッチャーがミットを構えたところにいく。スライダーを中心にストレートとシュートとフォークを織り交ぜてしっかり三振も取っていた。粘り強くて 素晴らしいピッチャーだと思った。



試合後のインタビューも爽やかでよかった。

今年で中日ドラゴンズを勇退する落合監督に有終の美を飾ってほしいと思っている。
今年の日本シリーズは３勝３敗。明日こそいよいよ天王山の一戦。勝った方が日本一だ。
ソフトバンクも好きなチームなんだけど、ここは中日ドラゴンズに勝ってほしいと思っている。