東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




上記タイトルの講演を聴かせていただく機会があった。講師はキリンビバレッジの瀧澤奈美さんという方。今年6月にテレ東の「ガイアの夜明け」でその活躍ぶりが紹介されたこともある素晴らしくアクティブなビジネスウーマンだ。

国内の清涼飲料市場では「時代の流れは健康系」ということで無糖、低カロリーの飲料が伸びている。ただ競争は激烈で 年間で各社あわせて1,000種類くらいの新商品が発売されるんだけど、その中で次の年まで生き残れるのは3種類くらいしかないらしい。

そんな競争の激しい業界の中で「生茶」は「2000年から販売中」というロングセラーになっており、かつタイ進出の戦略商品に指定される。タイはまだビールでも進出しておらず「キリン」のブランド力は使えない。味覚や食文化も日本とは違うし、「甘くない飲料にお金を払う」という風土がない。すでにタイで販売されているグリーンティーは日本で言うと紅茶のような甘い味らしい。

企業ブランド力も使えず、食文化も違う国で苦労しながら 市場を切り開いていく様子は迫力満点。前線に立つ瀧澤さんの勇気と行動力は素晴らしい。大企業らしく、スケール大きく「投資し、勝負する」って感じがいい。企業の大小にかかわらず「ビジネスってそういうものだよね」ってあたらめて気づかされる。

明快なトークと写真や動画がふんだんに使われたプレゼンも迫力満点。たいへん参考になった。

キリンビバレッジさんはホームページをとてもしっかり運営されているし、特に生茶は「生茶パンダ 増殖中」というブログも運営されている。「テレビCMとブログ」、「ブログとショッピングサイト」などの連携がとても上手に取れていると思う。

講演の後、懇親会でそのあたりを瀧澤さんにお聞きしたら、なんとそのネット関係の仕事にも深く関わっていらっしゃるとのこと!

タイでの行動力 と 生茶パンダブログにみるネット企画力 。

まさしく文武両道。素晴らしいなぁ。

もちろん仕事は一人でやるものではないし、他にも大勢の方々が頑張っているんだと思うけど、若くて優秀な人たちが志高くがんばることで、海外進出やネットプロモーションの革新などが実現していくのだと思った。


たくさんの気づきと勇気をいただけた充実のセミナーだった。
瀧澤さんはじめ キリンビバレッジの皆さま、それからこの会を主催してくれた「ふるさと発信!フォーラム」の皆さま、どうもありがとうございました。


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