なにかとんがった技術があって、その製品に圧倒的な成長性、新規性があり、市場を席巻する可能性がある。そういうベンチャーがびっくりするような企業価値がある会社として新聞などに掲載されている。だから、新しい成長エンジンを創り出すことが、今のサンロフトにも大事なことで、価値の高い会社にしよう。そう思って経営してきた。だけどそれは違うのではないか。
サンロフトには4つの事業部がバランスよくあり、それぞれ成長性が高く、地域に根ざし、雇用を生み出し、地域の活性化に貢献できていると思う。こういう企業も、とんがってるベンチャーと同様に、希少性があり、それなりに価値があるのではないか。そういう考え方が認められ、企業の価値も認められるようになっていけば、その考え方は新しいし、安定感もあり、企業の社会への貢献も大きくなっていくかもしれない。
初めて聴いた考え方で、目が点になりました。サンロフトは今のまま懸命に進んでいき、こういう道を極めることが大事。それはとてもハッピーな道ではないか。もちろんとんがっている新規性、成長性のある商品開発は貴重で、挑戦を続けるけど、そこも含めてサンロフトらしい形で取り組んでいく。あえて不安定な要素を入れたり、無理やり加速させたり、そういうことをしなくても、企業価値の高い会社は作れる。
目からウロコというか、とてもいい刺激を受けた1日でした。