東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




K社のYさんはいつも素晴らしい発想をお持ちで、博識で視野も広いです。
今日は通常のビジネスミーティングが終了したあと cafe YAMAで地方創生に
ついてブレストにお付き合いいただきました。

メッチャおもしろかったです。もちろんおもしろいだけじゃなくて、
いろいろな視点、気づき、発想を共有できました。

・今は、スグに、サテライトオフィスとかシェアハウスとか、言うけど
 企業は経済合理性がないところにはこない。このままでは、やがて全国
 に入居者不在の施設があふれることになる

・その地で働き、家族を作って定住する人を集めるのが本当の地方創生

・UIターンサイトに定められたKPIは本当に意味があるのか?いきなり
 セッション数を上げようとしてネット広告を利用するのは間違い

・まず全力で取り組むべきことは、コンバージョン率を上げること。すなわち
 「UIターンしたいんだけど・・」というサイトからのお問い合わせを増やす
 こと

・「1、000人が訪れて10人からUIターンのお問い合わせがある」のサイトと、
 「10,000人が訪れて10人からUIターンのお問い合わせがある」のサイトでは、
 どちらの方がいいサイトか? 答えは前者。前者の方が効率がいい。まずは
 徹底的に分析して、効率のいいサイト(=コンバージョン率が高いサイト)
 を作る。それからネット広告を利用して拡散させる

・「東京からベンチャー企業を呼ぼう」というのは安易。地元の人たちが
 「自分たちで何か事業をやろう」という方向にもっていくべき

・ICTが発達したから職場は田舎でいいという考えは間違い。そんなことを
 しているとビジネスの流れについていけなくなる。情報はネットからだけ
 吸収しているのではないし、ビジネスは情報だけではない

・田舎でも継続可能なIT業務は、プログラマーとサポート
 
・若者はまずいい会社に入り、そこできちんとしたビジネスマナーを学ぶ。
 起業を考えるのはその後でもいい

とか、とにかくブレストですから、あまり深く考えず、各人がどんどん思った
こと言った、その一部が上記です。おもしろいし、結構本質をついてます。
日頃ぼくが言っていることと逆の意見も書いてあります。その点はご容赦を。
ブレストですから否定はしません。

今日はあまり深い議論は時間的にもできなかったけど、また徹底的に深く、
実践可能な対策を考えることもできたらいいなと思います。

今井君と服部さんが入っていたので、若い層の考え方というか、感じ方も
わかって、それもとてもよかったです。






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