超ベストセラーになった養老 孟司さんの「バカの壁」の中に
脳に対する入力を x その結果の出力を y とすると y = ax という式で出力(=行動)を表すことができる というような記述がでてくる。
要するに a という変数があるために 何人かが同じこと聞いても(=入力)、それに対する反応(=出力)は人それぞれ違うことになる。
たとえば a=0 とすると、y=0 となり、これは無反応。「何を言ってもダメ」という、「バカの壁」に囲まれた状態とのことなのだ。人間は自分が絶対に正しいと思ったり、言われたくないことを言われたときに a=0 になりやすく、こうなると話は何も伝わらないのだ。
一方 a=∞(無限大)となると・・。y(出力)=ax(入力)だから、x(入力)、すなわち言われたことが絶対となる。テロリストに対する指導者の言葉、オウム信者に対する教祖の言葉などがそれであり、テロリストやオウム信者の行動が y だ。いかに危険かよくわかる。
a=0 a=∞ この状態には陥らないように心すべし。「バカの壁」、恐るべし。
安易に「わかった」とか「真実は1つだ」などと思わずに、冷静に状況をみて行動していこう。
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ちょっと馬鹿にし過ぎなところがあって、この人の考え方(この本に書かれていること)は好きになれませんでした。そんな雰囲気ありませんでしたか?
コメント、どうもありがとさん。
同感です。
そうなんです。
いいと思っていません。
じゃ、なんでこんなことblogに書くのか。
あまり追求しないでやって下さい。
「そんな日もあるんだねー」ってことで。
そんな感じなのです。