東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




秋葉原の我が家 東京タイムズタワーから徒歩15分くらい。蔵前橋通りを東に向かって歩くと鳥越神社がある。こちらの神社は都心の中にある「イヤシロチ」として有名。以前から一度行ってみたかったんだけど、ようやく今日実現。本当に不思議なんだけど、向かって歩いていくだけで どんどん気分が良くなってくる。青い空に深い緑が映えて、「あ、あのあたりだな」と思って歩いていくと ふと気がつくとすでに気分がいいのだ。

行ってみて逆に驚いたのは決して広い神社ではないこと。狛犬もなんとなくひょうきんな顔をしていて威圧感がない。自分が着いたときは一組のご家族が参拝していたけど、自分に気づくと にこっと笑って「どうぞ」と言ってくれた。自分も会釈して「どうも」とか言って参拝。これがまたすごく気分がいいのだ。

ホントに不思議なんだけどいるだけで気分が良くなってくる。そう言えば今日はずいぶん暑かったけど、神社の中は涼しかったような気がする。おみくじをひいてみたけど、「第十六吉」ということで良いことしか書いてない。病気にもならなければ 待ち人も来るし 望みはなんでもかないそうだ。たぶんこの神社のおみくじは全部そうなんじゃないかと思ったし、それでいいと思った。

  

写真左上がほぼ境内の全景。ひと目訪問者が多い。 写真右上は帰り道。「おかず横町」という商店街があって、これがまたいい。古い、焼津でも最近は見かけないような商店街だ。天ぷらとか魚とか、日常のおかずを売っているお店が多くて、そこに買いにくる人たちが「こんにちはー」と言ってお店に入っていく。当然みんな顔見知りって感じなのだ。

遠い記憶だけど、自分が小学生の頃、母親の買い物についていくと そんな感じだったような気がする。お店の人たちは買い物客がどこのだれだか知っていて、そこにはいつも語らいがあった。

これまでぼくらは効率を追求するあまり、大切なものを忘れてきてしまったような気がした。大規模なショッピングセンターができ、みんながそこへ車で集い、お店の人たちは 買いに来ている人たちがだれなのかも知らず、カードとコンピューターによってそのことが記憶され、並んでいる食材は海外から買いタタいて大量入荷したもので、その膨大な食材を売るために膨大なオリコミ広告で地域の人たちに知らせる。

でもこれが生活の進歩なのかと問われるとなんだか心許ないし、食材も紙も、大きなムダが発生しているように思える。

自分はIT業界に身を置いているけど、人間の生活の「本当の進歩」のために、ITを使っていこう と、そんなことを考えながら東京の下町を散歩していた。

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