東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




渡邉英彦というと「富士宮やきそば学会 会長」ということで全国でもかなりの
知名度になっている。そんな各地で講演している先生をつかまえて呼びづてでは
申し訳ないんだけど、自分にとっては、その前に高校同期の友人なので、いつも
通り、英彦と呼ばせてもらうことにしよう。

英彦がこのところ2回入退院を繰り返したので、見舞いに行きたいと思っていた。
ヨメさんと静岡県の東部に出かけた帰りに
「今日、2時半か3時くらいになるけど、富士宮にいるか?」って電話したら、
「おー、いるよ。じゃ、近くにきたらまた電話しろよ」っていうので、富士宮に
向かう。



多少激励しなければいけない状況かなぁと思っていたら、顔色もいいし、ぜんぜん
元気で、英彦節も健在。まずはよかった、よかった。

英彦は高校の頃から元々頭がよかったけど、そのいい頭を大手企業に就職しよう
とか、霞が関の官僚になろうとか、そういう方向に使わないで、やきそばに使った。
と思っていたけど、それは違った。あいつが真剣に頭を使ったのは、

まちおこし と マーケティング と 言葉の使い方 と ダジャレ。

言葉にこだわっていて、たとえば「富士宮やきそば学会」という名称がそもそも怪しい。
普通、学会と言えば、大学の先生や研究生たちの活動の場で、アカデミックな
イメージ。そこに庶民的な食べ物である「やきそば」をもってくると、どこまで
真面目なのかとても怪しい感じになる。でも、それが狙い通りで、「消費者や
マスコミを惹きつけるキーワードには「面白い、楽しい、怪しい」要素が含まれて
いると効果的、というマーケティングセンスと言葉へのこだわりがある。

「B-1グランプリ」という言葉もとても有名だけど、正式名称は「ご当地グルメ
でまちおこしの祭典!B-1グランプリ」とのこと。だからB級グルメの味を
競い合うイベントではなくて、あくまで「ご当地グルメでまちおこし活動を推進する
市民団体の活動を披露する祭典」とのこと。
名称には哲学が凝縮されていて、言葉には魂が宿っているとして、細部にまで
こだわっている。このあたり、ずいぶん頭を使っているなぁとびっくりする。



「来週、糸を抜いてもらうから、その時に先生に相談して、これから(治療を)
どうするか決めてくる」といいながら、もう快気祝いがしっかり用意されていた。
写真の左側は、ハガキサイズの小冊子で、一見名刺のようなデザイン。でも
名刺には大き過ぎる。だから「大名刺(→代名詞)」と言うんだ、とのことで、
相変わらず遊び心も健在。入院しても変わらない (^_^;) 。

「まちおこし」= 「公共」 = 「真面目」、 「遊び」= 「不真面目」
というイメージが一般的にあるけど、本来人間は、楽しみたい、遊びたい
という欲求をもっている生き物だし、だとすれば、まちおこしに取り組む
立場としては、単に「まじめだから・・・」というのではマーケットのニーズに
応えていないことになる、と。なるほどねぇ。自分のような遊び好きの人間には
励まされる意見。

この小冊子は静岡経済研究所が発行するSERIマンスリーに連載されていた
コラムをまとめたもので、地方創生のヒント、考え方、マーケティングの応用、
言葉の重要さ、ダジャレ、さらに文化、芸術の造詣が満載で、本当に参考に
なるし、おもしろい! 一読をお奨めします。って、売ってないけど ( ´ ▽ ` )ノ 。



近況のことから高校の頃の思い出話まで、いろいろ話したけど、ヨメさんが
口に入れたやきそばを何度も戻しそうになるくらい、笑えるシーンがたくさん
あり、あっと言う間に時間が過ぎてしまった。

いずれにしても、英彦にはますます元気で、がんばってもらわないと。
5月になったら快気祝いのゴルフをやろう。今日は、いろいろありがとう。



浅間さんはちょうど桜が満開。湧玉池からの水も澄んでいます。



ちょうど結婚式を挙げている人たちもいて、賑やかでした。



とても楽しい休日になりました。感謝。





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