自分の記憶が正しければ、30何年前の今日、自分はヨメさんと出合っている。
自分は当時、大学2年。ヨメは1年。自分は1浪しているから歳の差は2歳。
当時はこの2歳という歳の差は大きく、先輩・後輩というか、上下関係は絶対に逆転しないものだった。
東京タウン情報や周辺の観光情報の量の差も圧倒的で、いわゆるデートの主導権はすべて自分にあった。
運転免許の有無の差も大きかった。バイトしてお金がたまるとレンタカーでいちばん安かったスターレットを
借りてドライブに出かけたが、車を運転できる ということは当時 尊敬に値していた。
出合った場所は、当時 一番のトレンディスポット。新宿西口の高層ビル街。
住友三角ビルの40何回にあったアシベパークというPUB。そこで開催した いわゆる「合コン」だった。
自分はその前日から徹夜麻雀をしていて、そのまま登校、授業中に爆睡してやや体力を回復しつつあったが、
なんせ風呂も入っていなかったし、サンダル履きだし、その日は「帰る」と言ったんだけど、仲間から
「どうしても来い」と言われて、ついて行ったような気がする。
そんな無欲な状態がよかったのか、無事ヨメさんの下宿の電話番号をゲット。もちろん今のように携帯はなくて
下宿のおばさんが取り次いでくれるというシロモノだったけど、その後何回か電話してデートに誘ったようだ。
最初のデートは高田馬場のBIGBOX前で待ち合わせ。夏だったこともあり、自分は短パンにゲタ履きで、
将棋の雑誌を1冊もっていただけだったようだ。どうも当時高校生だった妹の夏期講習の申し込みで、予備校に
行くついでだったので、この場所になったらしい。
その後、喫茶店でカキ氷を2杯食べたあと、安い名画座で映画をみて(確か「グローイング アップ」)、
その後、自分が浪人時代によく行っていた「ミカク」という定食屋さんで、生姜焼き定食を食べた。
今冷静に文字にしてみると、この初デートのプランは稚拙とわかる。しかし、それでも30何年も続いているのは、
最初から等身大というか、「そのままの自分」で付き合ってきたからだろうか。
すでに忘却の彼方の出来事だけど、時としてフラッシュバックしてくるのは、
今の自分がしあわせだからか。 モロモロ、感謝。
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流石!理想の夫♪
少しだけ年数がずれますが、スターレットに乗って、名古屋市内を飛ばして、大学に通ってたことを思い出しました。ちょうど、名古屋に専用バスレーンができたときだったと思います。
そういうなれそめだったんだ!
確かに等身大でお付き合いすることは大切ですね。
それにしても・・・食べたものまで良くぞ覚えていますね 尊敬しちゃう記憶力でアリマス。
ご無沙汰しております。コメント、ありがとうございます。
ぼくは理想とはかなり遠い存在だと思います。
とりあえず今の「育メン」とかの真逆で、家事はゼロ
ですし (^^;)。
スターレットは懐かしいですね。吉祥寺のトヨタレンタカーの黄色のスターレット。よく借りました。カーナビはもちろんカーステも付いてないので、ラジカセとカセットテープを持ち込んでいました。
いい時代だったですよね。
はい、あまり演じたりするのは得意ではないので、昔から素のまんまできたような気がします。
浪人時代は高田馬場が拠点でしたので、お店にしても、メニューにしても、何度食べたかわからないくらいで、刷り込まれているんですよね。
その頃の記憶と共によみがえったりします (^^;)。