子どもとインターネットについて

Ｂｅｎｅｓｓｅ教育情報サイトで「子どもとインターネットについて」というアンケートが行われていて結果が公開されている。

アンケートによれば
「子どもがホームページ（ブログなど）をもつのはいいことだと思う・・・18％」。

自分としては５年後には７０％以上の人が「いいことだと思う」と言ってくれることを願う。１０年後には中学生以上であれば、ホームページ（ブログ）をもつことが常識になっていると信じたい。

＜賛成派の意見＞　（一部抜粋）

インターネットでの情報発信は、創造力、人脈、知識、コミュニケーション能力を育てる絶好の機会となりうる。（小1生保護者）

責任感が養え、善悪の判断が出来、自分の興味を最大限に活用できるのでは。それに伴って、社会との関わり方を勉強出来たらいいと思います。（小1生保護者）

パソコンはこれから必要不可欠なものなので、ホームページを開いて有効に活用して欲しい。そのうえでマナーを守り、自分の住所などの情報は大切に扱わないと犯罪に巻き込まれる恐れがある事を子どもと話し合った。（中学生保護者）

＜反対派の意見＞　（一部抜粋）

セキュリティの問題と個人情報保護を理解できる年齢ではない。また、見えない他者との人間関係の距離を均衡に保てる能力を備えた年齢ではないため。直接人間同士が触れ合い、切磋琢磨できる場に参加する方がより大事な時期であると考えます。（小2生保護者）

なぜ子どもが、自分のことを世界に向けて発信する必要があるのか、そもそもそれが疑問である。（小3生保護者）

インターネットが関係した事件があまりに多く心配です。責任ある行動がとれるような年代になるまで自分のホームページは持たせたくありません。（小4生保護者）

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やっぱり「学校ＳＮＳ」は必要だと思った。子どもたちが安心して、ネットコミュニケーションをトレーニングできる場が必要なんだと思う。

反対派の方々もこれから将来にわたって子どもたちに「ネットワーク・コミュニケーション・スキル」は必要ないとおっしゃっているわけではないと思う。であるならば、まず安全な「場所」でトレーニングすべき。

＞直接人間同士が触れ合い、切磋琢磨できる場に参加する方がより大事

もちろん直接的な人間同士の触れ合いは大事。それを否定するわけではないけど、だから「子どもにホームページはいらない」ということではないと思う。

＞インターネットが関係した事件があまりに多く心配です。責任ある行動がとれる
＞ような年代になるまで自分のホームページは持たせたくありません

きちんとトレーニングしなかったら何歳になっても「責任ある行動」はとれないと思う。だから遅くとも小学校高学年くらいからはきちんと機会を与えて指導すべきだと思う。

もはやぼくらが子どもの頃のように家で百科事典を買いそろえる時代でもなくなった。たいがいのことならネットで調べられるけど、ポイントはその真偽を見極める目を養うこと。

それから今 自分がいちばん感じていることは「直接的な人間との出会い」の「きっかけはネットワーク」ということ。ネットワーク・コミュニケーション・スキルを身につけることで、様々な「出会い」が得られる。「機会」が広がるのだ。

「出会い＝チャンス」だと思っていて、出会いがなければ始まらない。

きちんとしたスキルを身につけ、ネットでも現実世界でも通用する良識を培い、２１世紀にふさわしい、たくましい青年が育ってきてほしいと思う。