東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




外出から家に戻り、何気にテレビをつけたらなんとユーミンが。

随分前のNHKのSONGSという番組で、ユーミンが長崎県の奈留島という島を
訪ね、その島の歌として「瞳を閉じて」という曲(名曲!)をかき、
その27年後に再び島を訪ねると、島の歌として定着していて、子どもたちと
一緒に「瞳を閉じて」を歌う、という感動のストーリーの番組を観たけど、
今日はそのときの番組をさらにリメイクして、現在のユーミンが登場して、
新しい番組として放送されていた。

随分前のSONGSも感動しながら観たけど、今日もまた感動した。

自分の中のユーミンは圧倒的に1970年代~80年代。
90年代に入った頃に、「真夏の夜の夢」とか「春よ、来い」と言った
ビッグヒットもあるけど、70年代~80年代のユーミンは、自分にとっては
90年代とは比較にならないくらい、世界観を変えてしまうくらいの
インパクトがあった。

それまで若者の間では、拓郎やかぐや姫によるフォークソングが全盛で、
やや反体制的であったり、銭湯にいって 学生は貧乏でなければならない
というような価値観の中にいたけど(自分はその世界に傾倒していた)、
それをユーミンは変えてしまった気がする。
中央フリーウェイをドライブして、楽しく恋していいんだ!
みたいな、気づきがあり、都会的で、おしゃれな世界観が、自分の中に
初めて登場してきた。そのキッカケは明らかにユーミンの曲だった。

当時ユーミンは名曲を連発していて、アルバムをすり切れるくらい聴いて
全曲覚えていたけど「瞳を閉じて」は、その中でも圧倒的に透明感のある
名曲だと思う。それは背景に奈留島のきらめく海があったんだと、今日
気がついた次第。

今日の番組の中でユーミンが言っていた言葉が重かった。

「時の流れはすごいな。とても言葉ではいい表せない」

本当に。気がつけばずいぶん長い時間がたっている。自分も。
30年って、あっという間だ。



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