さよなら 寝台急行 銀河

東京－大阪間を８時間半かけて結ぶ寝台急行 銀河。今日がラストランだったらしい。さっきまで「報道ステーション」で東京駅を発車する様子をライブ中継していた。

今回のダイヤ改正でＮ７００系の「のぞみ」が増発されたけど、それだと東京－大阪間は２時間半。料金ものぞみの方が銀河で行くより若干安い。う～ん、確かに「旅情」とか「風情」という言葉だけでは対抗できないか。「銀河」は役割を終えているのかもしれない。

大学３年のときの夏休みだから 今から２８年前。ヨメさん（もちろん当時はまだ結婚していなかったが）と「山陰本線各駅停車の旅」にでかけたことがある。そのときの帰路、大阪から東京まで、寝台急行 銀河 に乗って戻ってきた記憶がある。

「銀河」って名前がとてもロマンチックな響きだし、１度は乗ってみたいと思っていた。結局それが最初で最後の銀河乗車だったけど。

東京駅はすごい人だったようだ。息子２人が昨日からアキバのマンションに泊まっているので、「鉄道オタクの次男は行っているハズだし 写るかも」と思って画面上をさがしてしまった（一部、読者の方はぼくが写るんじゃないかとさがされた方がいるかもしれませんが、ぼくは焼津でテレビを見てました (^ ^;) ）。

しばらくして、長男から電話がかかってきて「今、東京駅、行ってきたよ」とのこと。「トモノリ（← 次男の名前）は？」と聞くと、「あいつは品川駅まで行った」とのこと。う～ん、マニアックじゃないか。いいことだ。

最後の銀河のきっぷは３０秒で売り切れてしまったらしい。牽引する機関車ＥＦ６５の運転手さんにかけつけたファンから花束が贈られていた。大勢の暖かいファンに見送られて 銀河の急行人生は幸せだったと思う。