東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




富山から糸魚川に向う北陸本線。ここは泊駅を過ぎたあと、越中宮崎~市振~親不知と日本海に隣接した駅が続く。べったり窓にはりついて車窓を撮影すると決めていた。4人がけのボックスシートなら通路左側で進行方向に向かって座れる窓側の席がベストだ。13:18富山発の各駅停車。結構混んでいて思った場所がとれない。進行方向を背にする方向の窓側にちょっとアンニュイな女の子が座っていたので、その対角線上の席に座ることにする。ひと目旅行中ではない格好なので、スグ降りると思ったのだ。泊駅到着は14:04、「それまでには降りるだろう。そしたら窓側の席に移動しよう」と思っていた。

泊駅以前の景色もイケている。窓の手前の小さいテーブルにはぼくのいろはすと彼女の伊右衛門。「ふむふむ」とまんざらでもなく漫然と乗車していると気がつけば14:00がせまっている。「どこまで行くんだろう」。もちろんいきなり窓側の席に移動する(彼女の正面に座ることになってしまう)のはまずい。かと言って



泊駅を過ぎる列車はとどんどん海に近づいていって



越中宮崎あたりでは道路と並走し



市振駅からは灯台も見え



親不知は道路でどうにもならないけどかつての難所で名前は通っている。

だから「ぼくは写真を撮るので窓側の席に移動しますね」って言うのもなんだか大人げない。「どうしよう」。 しばらくためらっていた。

13:51 生地(いくじ)駅到着。

「意気地なし」と言われた気がした。「もう言うしかないだろう」。
泊駅に到着する直前 意を決したそのときに 、彼女は伊右衛門をバッグにしまうとゆっくり席をたっていった。

「・・・・・」。こんなことならもっと早めに話しかけときゃよかった (^_^;) 。

案外「旅と鉄道が趣味なんて素敵ですね」って



ま、そんなこたぁないか (^_^;) 。


コメント ( 2 ) | Trackback ( )



« 青春18きっ... 青春18きっ... »
 
コメント
 
 
 
いいな。 (D社のH)
2011-08-15 20:28:00
鉄道の旅は、本当にいいですね。かつてJRが国鉄時代に、全国200線区チャレンジという企画があり、私は、125線区まで乗りました。私も「乗り鉄ちゃん」です。青春18きっぷは、懐かしいな。
 
 
 
お、お久しぶりですっ!! (としたか)
2011-08-15 23:10:16
D社のHさん、お久しぶりです。すっかりご無沙汰してしまって。

鉄道の旅、青春18きっぷの旅、いいですよね。こういう旅ってぼくも好きです。時間が取れなくてなかなか実現しませんが、今年何十年ぶりかで旅に出てみて、本当によかったと思いました。

実は刈谷駅からD社がみえて、Hさんのことを思い出して、ジーンとしていました。こういうのがいいんですよね。またお会いしたいです。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。