昨年の12月8日以来、今年最初の経営者オフサイトミーティングに参加しました。今回の特徴は「経営者オフサイト」と言いながら若い社員の方が結構参加されていたこと。あと、女性比率が高かったかな。で、素晴らしかったのはそういう若い人たちが各社の経営幹部を前に気後れすることなく、きちんと発言されていたこと。むしろこちらが勉強になりました。
今回のテーマは「方針をさかのぼって観えること」。ぼくらのグループでは「そもそも方針は必要なのか」というところから議論しました。経営者がだす方針は当然考え抜かれたもので、どの会社の方針も、その会社にとって「今、こう動いてほしい」という社長の思いが込められたメッセージのはずだけど、そこはやはり受け入れられてなんぼ、社員の行動に移されてなんぼなんですよね。
ぼくは 方針は絶対にいる と思っていますが、もしそれが受け入れられていないとすれば、自分も含めて社員の行動を変えていないとすれば、その方針は「機能していない」ことになる。機能させるためには、「どうすれば受け入れられるんだろうか」と考えるよりも、方針は方針として今、最善と信じるものを毅然と提示し、それとは別に日頃の仕事を通じて自分も含めた社員を鍛え、またオフサイトのような機会を設けてよく話し合い、社員の成熟度を上げていく努力が必要なんだと思いました。
「理念と方針とビジョンって、どう違うんですか」
とか
「方針よりも、経営層が日々何を考えているかを知りたいです」
とか
率直な意見がたくさん出されました。どれももっと議論を深め、経営層にも若い社員にも、さらに意義深いものにしたかったけど、それにはちょっと時間が足りなかったかな。そんな風に感じたオフサイトでした。
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