東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




藤枝のシネマコンプレックスで宮崎アニメ「コクリコ坂から」を見てきました!「正直な感想、超良かったです。さすが宮崎駿​が脚本書いただけありますね。こういう引き出しもあるんだと驚き​ました。これは子供や若い人よりも完全に大人向けですね。昭和​の情緒、高度経済成長期の日本がよく伝わってきました。昭和好き​な人は是非見てください!」(← Facebook上での森崎先生のコメント)。自分も100%同じ感想なので引用させていただきました (^_^;) 。

1963年 「東京オリンピックの前の年の青春ストーリー」。今、65歳くらいの人たちはズバリ同年代ってことになりますね。舞台は横浜です。


男子学生の主役 俊 は男らしい勇気と不器用さをあわせもつタイプ。女子学生の主役 海 は女らしい粘り強さと芯の強さをあわせもつタイプ。父親が亡くなっていたりして戦争の爪あとは残っているし、まだまだ経済的に豊かとは言えない時代だから、二人とも「強くならなければ生きていけない」時代だったのかもしれないけど、考え方が真摯で、粗野な中にもさり気ない思いやりがあって、それらが昭和情緒とミックスされて、映像として美しいです。

男子学生のセリフには「○○なのだ」とか「■■である」とか、断定する語尾が多くて歯切れがいいです。メガネのインテリの生徒会長でさえ、大掃除のときの号令で「危険な作業は男がやれ」と号令をかけている。一方で女子学生はやはり周囲を明るくするし、男たちよりしっかりもので、それでもさり気ないしぐさがかわいらしいです。

あの時代に形作られた「生き方」というか、「価値観」みたいなものは、自分たちの世代にも残っているような気がするし、もしそうであれば大事にしていくべきだと感じました。



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