世界のトップレベルで切磋琢磨している人たちの言うことは、仕事の分野などに関係なく参考になる。プロゴルファー 宮里 藍選手。日本で彗星のようなデビューを飾ったのは10代のときだから「藍ちゃん」と呼ばれることが多かった彼女。今はなんとアメリカに渡り世界のTOPを目指している。日本での活躍があまりにも華やかだったから、海外での成績には「どうしたんだろう?」と思っている人も多いかもしれないけど、そんな「今」の心の内を率直に語ってくれている。生き方、考え方がとても参考になるし、親しみも感じられ、ますます応援したくなる。「必ず世界でも勝てるよ」って声をかけたくなると同時に、自分自身もやる気がわいてくる1冊だった。ゴルフだけでなく、言葉でも元気を与えてくれた宮里 藍選手に感謝です。
************以下、とても印象に残った部分を紹介。
ただ頭で考えて「力を抜け」と命令しても、体は反応してくれません。腕を揺すって、いかに力が入っているかを実感し、リラックスしたときの状態を体に思い出させなければ、力は抜けません。(→ 実際に体を動かすことが大事)
居場所を作るというのは、とても大切なことだと思います。その場をアウェイではなくホームにする。自分のフィールドにするということですから。そのためにはその国の言葉も喋れるようになって、きちんとコミュニケーションが取れるようになって、戦いやすい環境を自分で作れなければ、本当の意味での対等にはなれません。(→ 自分の居場所を「ホーム」にすることは大切。「ホーム」はやはり有利)
自分の力を過信するのではなく、今持っているものに対して自信を持つことが、実力以上の結果を生み出すこと、そして100パーセント自分を信じることの大切さを教えられたのです。(→ 徹底的に努力し、やるだけやったら、後は自分を信じてあげよう)
父は私たち兄妹をスコアのことで怒ったことはなかったけれど、マナーに関しては厳しい人でした。武道と同様、ゴルフ道があると信じていて、道に外れたことは決して許さない。でも普段はおやじギャグを連発して私たちを笑わせてくれるムードメーカーでもあります。たとえば胸を張って前を向いて歩くことの大切さや、ゴルフに偏らずほかのスポーツを経験することの大切さ、自分の言葉で思っていることを伝えられる表現力の重要性などは、全部父が教えてくれたことです。(→ 社員に対して「父」のようにならないと)
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今日は久しぶりにテレビをよくみた。男子の日本オープン。片山選手の精神力が際立っていたけど、一方でまだ10代の石川 遼選手の若さあふれるフルスィングがとても好印象だった。彼もやがては「世界」を目指していく一人なのだと思う。これからの活躍が楽しみだ。
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