東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。





今日のNHK BS1で放送された「世界を揺るがすファーウェイ 〜 密着! 5G米中攻防の舞台裏 〜」、この番組、すごかったですね。見応えアリ過ぎ。「よくここまでカメラを入れてくれたなぁ〜」って 驚きました。というか、このくらいのことは「もう世界では常識だから放送してもいいよ」ってことなのかな? 日本人はのんき過ぎるのか?? いずれにしてもすごい番組だったと思います。衝撃を受けました。
ファーウェイの通信機器を導入しないようにアメリカが求めているのは、さすがにみんな知っていると思うけど、明確に「排除」を表明しているのって日本とオーストラリアくらいなんですね。導入決定、さらに導入検討まで含めると「ほとんど世界中の国」がそうなんですね!!
棒大なファーウェイが取得した特許。
スタンフォード大学にも5,500万円の研究支援をしていて、アメリカ議会から「ファーウェイとの関係を断つ」ように言われたスタンフォード大学の教授は「資金が潤沢な中国人研究者がうらやましい。今後アメリカの研究機関が世界と対等に戦っていけるのか不安です」と言っていました。
ドイツ政府は、排除するとも、導入するとも言っていなかったようですが、公聴会だったかな、そういう場にファーウェイの重役が呼ばれ議員から質問されたようなのですが、「中国政府に求められればファーウェイは情報を提供しなければいけなくなる」と責められていました。
ドイツの情報担当の議員は、ファーウェイを排除する方向で考え出しているようです(念のため、通信機器メーカーのファーウェイは、ネットワーク上でやりとりされる様々なデータをその気になれば抜き取れるし中国政府に渡す可能性があると疑われています)。
ドイツのデュイスブルグ市は鉄工業が衰退して寂れてしまったけど、そこに中国政府や企業がIT関連の投資をしていて、中国政府や企業への、街の期待は高まっています。ドイツ中央での上記のような動きに対して、ドイツ駐在の中国大使は、すぐさま市民を集めた会合で講演。「ファーウェイと中国政府は関係がない」と否定しています。
その後、要人と船の中で会食。新聞によれば、ここでさらにデュイスブルグ市への投資が表明されたようです。
これはアメリカ本社でのファーウェイの会議室で、副社長を交えて会議しているところ。左の人が多分アメリカ人の重役でアメリカでのロビー活動を担当しているとのこと。字幕を読むとびっくりしますよね。よく、ここ、カメラを入れてくれたなぁ〜!! 
ニューヨーク市内のバーティー会場で
ロビー活動担当の重役が活発に活動していました。
ワシントンにもファーウェイ排除は国の利益にならないと働きかけています。
はっきり言って、これは「戦争」ですね。21世期の戦争はこういう形になったのですね。「情報を制するものが世界を制する時代」になっていますから、だから世界覇権をかけて、アメリカは必死なんですね。ただ、中国・ファーウェイの圧倒的な技術力、経済性の前に苦戦は否めないと思いました。多くの世界中のネット利用者たちは、快適な通信環境と便利で楽しいコンテンツを求めているのであり、そこに「戦争」を感じることはないでしょう。通信技術と経済性と便利で楽しいコンテンツ。これらが「導入する・しない」を決める大きな要因になっていくような気がします。
日本は本当に難しい状況になっていると思います。国防は圧倒的にアメリカに頼りながらも、すでに経済的は一番の「お客様」は中国です。

これからの世界、日本の最善な形を明確に描き、その実現に向けて決断をし、実践していかなければいけません。それもかなりスピーディーに。すでに「周回遅れ」と言われている状況を乗り越えて。

日本の地方都市の一経営者ですが、自分も「これからの会社、社員」の最善の姿を思い描き、その実現に向けて決断し、実践していかなければいけないと思いました。それもスピードを上げて。がんばらないと。地方都市の経営者にもやれることはいろいろありそうです。実践していきます。


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