東京日記
静岡県焼津市、藤枝市、北海道の札幌市にあるIT企業グループの経営者 松田敏孝の日記です。




東京都文京区にある株式会社倍速開発さんにおじゃまして、見学させていただきました。今日のブログのタイトル「お客さまを幸せにするシステムをつくる」は倍速開発さんの行動指針となる「倍速開発の大則」という冊子があるのですが、その表紙に書かれている根本原則となる言葉です。実際訪問させていただくと「大則」を実現させるための創意工夫と多くの「言葉」にびっくりします。



まず入口はこんな感じ。この入口に立ったら訪問者も笑顔になりますよね。写真撮影は、事務所の中も含めて(パソコンの画面を除いて)「どうぞ撮って下さい」と言っていただけます。オープンです。



お通しいただいた会議室にはこんな歓迎カードが。このカードは社員の方が手書きで書いてくれるもので、色はクレヨンで塗られているようでした。静岡からの来客ということで、富士山とみかんのカードにしていただいたようです。手書きって基本的に世界でひとつだけのものなので、やっぱり感動が大きいですよね。飲み物も普通は黙ってコーヒーか緑茶を出していただけるのですが、倍速開発さんでは喫茶店のようなメニューがあり好きなものを選べるのです。



打ち合わせコーナーの呼称はズバリ「笑倍(しょうばい)ルーム」。こういうユニークな言葉が随所にあって、事務所内を歩いているとそれだけで気持ちが和んできます。

倍速開発さんには実務的な工夫もたくさんあって、たとえばお客さまは「小企業に限る」とおっしゃっていました。中小企業ではありません。小企業です。普通の開発会社では小企業では予算が少ないから「(その仕事は)やりたくない」ということになるのではないでしょうか。逆です。

「おたくの機密保持体制はどうなっているんだ」とか「ISOは取ったか」「Pマークは取ったか」と言ってくるような大手企業は最初からお客さまの対象として除外されています。いいシステムをつくるためにはお客さまの会社全体の業務を把握していく必要がありますが、その点小企業なら見えやすいです。開発するのはWebシステム。言語はJAVAと、こういうところもしっかり絞り込まれています。

多くの創意工夫の中から生まれたゆとりを、手書きで、歓迎や感謝の気持ちを伝えることに時間を使われているのでした。

いちばん上の写真、在席されていたエンジニアの皆さんが全員手を止めて、記念撮影に加わってくれました。

大手企業の入り口が、ガードマンがいたり、電車の改札口のようなモノモノしい雰囲気になっていく中で、とてもオープンで、創意工夫があって、笑顔や感謝の気持ちを伝えることを大切にしている会社。経営者も、社員も、お客さまも、みんなが幸せになれることを目指している、とても素適なシステム開発会社だと感銘を受けました。

吉沢社長、牧社長、貴重なお時間を私たちのために、どうもありがとうございます。
倍速開発さんをご紹介いただいた船井総研の江尻さんにも感謝いたします。どうもありがとうございます。
また、この訪問を企画してくれたサンロフトの鈴木あゆみさんもどうもありがとうございます。



コメント ( 2 ) | Trackback ( )



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コメント
 
 
 
お手本 (すずき)
2012-06-03 15:06:08
おつかれさまでした。

企業風土づくりと事業展開を同時に進めることで、
相乗効果があるのだろうと感じました。

企業としてのバランス感覚を養っていけるように
これからも多くの企業に学びたいと思います。
 
 
 
素晴らしかったね (まつだ)
2012-06-03 23:12:05
やり方、コンセプトが理解できたとしても実践していくのは難しいと思うのです。倍速開発さんはそれを実践して、成果につなげているところが本当に素晴らしいよね。それには強さも必要だと思います。

ウチの会社でも表面的にならないように、深いところで理解されるような仕組みを作って、マネさせていただきましょう。
 
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