情報と物質の科学哲学 情報と物質の関係から見える世界像

情報と物質の関係を分析し、波束の収縮問題、心身問題、クオリア、時間の謎に迫ります。情報と物質の科学哲学を提唱。

吉田伸夫『時間はどこから来て、なぜ流れるのか?』 は期待外れ!

2020-01-28 10:03:59 | 物理学
吉田伸夫『時間はどこから来て、なぜ流れるのか?』、ブルーバックスB-2124(2020.1)、講談社、が発売されました。サブタイトルは”最新物理学が解く時空・宇宙・意識の「謎」”です。

本書の「はじめに」(p.8)に”場のアイデアに基づいて、ニュートン流の時間観に代わる時間概念を提出することを試みる”と書いてあるので購入しました。
しかし、本書のどこにも”場のアイデアに基づいた時間概念”に関する記述はありません。
時間論に興味を持つ者にとって期待外れでとても残念です!
中身のない宣伝文句の類は書かないで欲しい。