情報と物質の科学哲学 情報と物質の関係から見える世界像

情報と物質の関係を分析し、波束の収縮問題、心身問題、クオリア、時間の謎に迫ります。情報と物質の科学哲学を提唱。

クオリアは本能と直結している!

2020-04-04 10:20:26 | 情報と物質の科学哲学
クオリアは、動物の生存にとって不可欠なものです。

赤ちゃんが酸っぱいものを口に入れたとき反射的に吐き出します。
これは、酸っぱいという味覚からくるクオリアの働きによる本能的なものです。
腐ったものを食べるとお腹を壊すことを遺伝的に知っているからです。

熱いものや痛いものに触れたとき手をよけたり、眩しいものを見たときに目を閉じたりすることもクオリアの働きによるものです。

このように、クオリアは本能と直結した動物の生命維持にとって不可欠なものなのです。

クオリアは、動物進化の過程で必然的に獲得された生命維持機能の一種と考えられます。

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感覚受容器は「物質→情報」変換器

2020-04-03 11:00:17 | 情報と物質の科学哲学
五感には、それぞれに対応する感覚受容器があります。
受容器は、外界の物質的刺激を電気パルスに変換します。

このパルスは、”物質的刺激と受容器の特性との関係”という情報を担っています。
その意味で、受容器は物質を情報に変換する変換器と言えます。
受容器は、抽象的存在である情報を電気パルスで表現しているのです。

電気パルスが感覚野に入ると最終的にはクオリアとなって意識されます。

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クオリアを欠いた感情は不可能

2020-04-01 15:32:30 | 情報と物質の科学哲学
クオリアは、脳の感覚野を経由して生じます。
赤ちゃんにもこの感覚野はあります。

だから、赤ちゃんは注射をされるとその痛覚に対応するクオリアを感じて大泣きします。
つまり、痛いというクオリア感情を生むのです。

また、赤ちゃんの頬を撫でるとそれに反応したクオリアを感じて嬉しいという感情が生じて笑います。

このようにクオリアは、感情に欠かせないものなのです。

一方、ロボットには感覚野はないので感情もありません。
感情をもつロボットが宣伝されていますが、その感情はあくまでも擬似感情にすぎません。
ロボットの仕草をみた人間がロボットに感情移入しているだけなのです。
詳しくは、こちらのブログを是非ご覧ください。

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