情報と物質の科学哲学 情報と物質の関係から見える世界像

情報と物質の関係を分析し、波束の収縮問題、心身問題、クオリア、時間の謎に迫ります。情報と物質の科学哲学を提唱。

口笛絶滅と口笛を吹く鳥

2024-07-15 19:45:35 | その他
一昔前には口笛を吹きながら歩く人が結構いた。
しかし、最近では見かけなくなった。

若い人は口笛を吹かなくなったのだ。
口笛の時代はとうに終わっていた。

その代わりというのも変だが、口笛を吹く鳥がいる。
「うそ」という野鳥だ。
その鳴き声をYoutubeで聴くことができる。

以前、朝方によく口笛を吹いて通り過ぎる人がいた。
今時珍しいなと思ってベランダで確かめようとしたが見つからない。
でも、口笛の音は聞こえる。
近くの林の中からだった。

もしかして野鳥の鳴き声なのかと思ってYoutubeで検索したら、
それが「ウソ」という野鳥であることが分かった。
この鳥は、毎年春先に林にきて数日後にがいなくなる。






奇妙な夢「山並みが立体写真」

2024-07-15 09:12:12 | 奇妙な夢
散歩しているとき遠くの山並みを見た。
その山並みは立体写真のように緑色の3枚の紙片が前後に並んでいた。
しかもその光景が極めてはっきりとしていた。

自分は、視力が0.1という近眼で眼鏡をかけていても周りの人や景色がはっきり見えることはない。

いつも見る夢もこのように人物や光景が限りなく明瞭に見える。
近眼なのに夢の中では何故このように明瞭に見えるのだろうか?!
夢の謎を解く一つのヒントがあるようだ。

パーティー会場で写真屋に変身する先輩

2024-07-14 15:33:07 | その他
社内で別の部署に異動した時のこと。
ある人が定年退職することになり送別会が行われた。

その会場であちらこちらに移動しながら記念写真を撮る先輩がいた。
退職する人にその写真をあげるのだろう。

それから半月ほどたった日のこと。
ドアをノックする音がしたので開けると、先の会場で写真を撮った人だった。
数枚の写真を自分にくれたのでそれを見ると自分が写っている。

”ありがとうございます”と言ったら、代金をくれと言う。
頼んでもいないのにと一瞬驚いたが支払った。

その後、何回かパーティーがあったがその先輩は同じことを繰り返した。
パーティーのたびに職場の人に写真を売りさばいていたのだ。
こんな人物に出会ったのはこれが最初で最後だった。
まさに変人というべき人だった。




測定器の哲学: 仕組みによる情報の創発

2024-07-10 15:25:50 | 物理学
創発という用語は様々な分野で使われています。
その定義も分野ごとに違うことが多いです。

Wikiにある創発の定義は次のものです。
”創発とは、部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れることである。”
普通見られる創発の定義はこのようなものです。

測定器による情報の創発については当ブログで度々説明してきました。
それは、以下のようなものです。

測定器の出力は単なる物質ではなく、測定値という情報を表現しています。
この事実は、測定器が測定値という情報を創発していることを証明しています。
ここで創発という用語を使う理由は測定値情報という概念が物理理論自体にはないからです。

測定値情報という概念は、測定者という人間の脳の中にあるのです。
測定値という概念は古典物理学以来のものなので物理学者にとって空気のような存在であり、それが恰も物理的実在であるかのように錯覚しているのです。
しかし、測定値は物質概念ではなく情報概念なので物理理論にはありません。

なお、物理理論には情報に関連する用語としてエントロピーがありますが、これは分子の統計分布を表すものです。

測定器による測定値情報は測定器の仕組みにより創発されるものなので、Wikiにあるような部分と全体の関係による定義とは全く異質なものです。

量子力学における難問としてシュレーディンガーの猫に関する観測問題があります。
この問題の議論においては観測器(測定器)が観測結果という情報を創発している事実を無視しています。
この事実こそが観測問題の最大の欠陥なのです。