汎神論という言葉は広く知られています。
自然界にあるあらゆるものに神が宿っているというものです。
一方、汎心論というのは自然界のすべてに心があるというものです。
バートランド・ラッセルがこの思想の開祖のようです。
最近、これから発展した汎心論に再度注目されて特集記事が出ました:
現代思想6『汎心論』、(2020.6)
汎心論によると草や石はもとより原子や電子などにも心があるのです。
人間の心は脳だけではなく体全体にあるということになります。
でも、事故で片腕を失くした人でも依然と同じ心を持っています。
このように汎心論には突っ込みどころが満載です。
関心のある方は、前述の雑誌を是非読んでください。
但し、内容は哲学者特有の難解な議論なので素人には殆ど分かりません。