今日は秋晴れの気持ちの良い日です。
洗濯物を干しながら、誰もいない家のベランダでボーっと空を眺めてた。
昨日は見えなかったお日様に向って
今日のおバーちゃんは、ディサービスへ元気に出かけて行きました。
少し早めに部屋を出て、迎えのワゴンが来るのを近所の植木や花を眺めながら待っていました。風がほんの少し冷たくなったけれど、日差しがまだ暖かくて気持ちの良い朝。
「立ち上がるのが大変だから、立たせてさえくれたら後は自分で動くから・・。」
それがおバーちゃんの望みだけど・・出来ないものねぇ~。
咲いたばかりの小さなバラの花に目を向けて・・ごまかすことが精一杯。
ここのところ、過激なおバーちゃんでもなく・・メソメソと泣くこともなく。
ただ・・出来るつもりの事を、させて貰えないってことだけが不満です。
今日の昼ご飯のメニューとか、中学に行っている孫一号を呼んで来いとか・・いろいろ言ってたおバーちゃん。今からディに行くんだよって言っても・・わかってるのかなぁ?なんだか、今日は・・わからない?
暫くして、迎えのワゴンに乗り込む時・・
「おはようございます。よろしくお願い致します・・」
やっぱりわかっているのかなぁ?
ワゴンに乗り込んで・・窓ガラス越しに手を振って。
何か言ってるみたいだったけど・・届かないんだ・・声。
ワゴン車・・走り出して、私は洗濯物の山を抱えてベランダへ。
私を起こしては可哀想だから・・って、それに・・起きるのも面倒だったからって、この頃おバーちゃんは、夜中に私を起こすことがありません。
尿量が増えているのは嬉しいので、洗濯物が増えてもチットモ気にならない。
何しろ今日は、とっても気持ちの良い風の吹く秋晴れだから。
雲がドンドン薄くなるぅ
おジーちゃんは大学病院の心臓外科へ、ポータブル心電図の結果を聞きにおバーちゃんより先に出動の朝でした。
受診前に、レントゲンと心電図の検査も受けて・・。忙しい朝。落ち着かない朝です。
本当は私も同行するつもりでいたのだけど、おバーちゃんをディの迎えのワゴンに乗せなきゃいけないし・・こんな時はやっぱり、一人っ子が悲しいです。
今まで、二人の愛を独り占めしてた私だけど・・一度にそれを返せない。
そんなこと二人が望んでるはずもなく・・「悪いねぇ・・」って言ってる両親だけど。
もし・・父が入院にでもなったらどうしよう・・。
洗濯物を干しながら、娘達の昼ご飯を作りながら・・見えない不安に胸が痛んでた朝でした。
見えない明日に不安になっても仕方がないからって、前だけ見て、今だけ考えて過ごしていた今まで・・とてつもなく不安になってしまった秋の朝でした。
でも・・今回は?大丈夫だったのでした。
不整脈も、浮腫みもあるけれど、入院して検査だとかってことはなく・・不整脈に気が付いたら横になって安静にしなさいって言われただけで済んだってことでした。
本当に・・良かった。とにかく安心した私でした。
安心して・・いいのだよねぇ・・。
何か・・違うような気がして、見なきゃいけないものが違うような気がして・・。
今だけ頑張ってて、今だけ考えてて・・私に今出来ることが何なのか、今しなきゃいけないことは何なのか・・これでいいのか・・よくなくても、これしかないのか・・。
いつかの為の準備・・考えなきゃなぁ。
大丈夫。なんとかなるか。。。な?
雲に隠れてた青い空
娘達は休日もなしに、元気バリバリで部活に行った朝でした。
もうすぐ三年生の引退式もある「校内合唱発表会」
下の娘は去年に引き続き、クラスの指揮者をします。
引っ込み思案で、いつも目立ったことの嫌いだった娘が・・去年に引き続き今年もステージの真ん中で指揮を。
それから、姉の引退演奏にも参加出来るなんて・・母としては嬉しい限りです。
喧嘩の耐えない年子の娘達が、同じ部活で・・先輩後輩としてだけでなく、この時期は私が無視をされてしまうくらい、同じ話題に花が咲き。
ちょっぴり寂しくもアリ、とっても嬉しい姉妹になります。
副部長の上の娘、この三年間・・本当に吹奏楽部一色でした。
母である私、二度ホールへ聞きに行って・・演奏中に観客席から三年生のソロで掛かる「コール」に、娘の姿を重ねていました。そして、それをひたすら楽しみに、三度目は来週の水曜日。
三年越しの待ち日です。
何があっても・・聴きに行きたいなぁ・・。
おバーちゃんは、今回始めての三泊四日のショートです。
三日間のお泊り・・大丈夫かなぁ・・いろいろなこと・・。
友達とのランチも、体育祭も・・行けなくていいから・・。
去年・・ちょうど動脈瘤がみつかって、手術の話を聞いていたおバーちゃんは見に行きませんでした。
来年もあるから・・と、人ごみに出るのを避けました。
そして・・来年である来週の水曜日・・おバーちゃんは見には行けないのです。
ビデオ・・撮って来たいなぁ。
秋晴れの日、なんだかドヨドヨでごめんなさい。
特別疲れてるって事もないのです。
いろんなことがあるのは、生きているからのこと。
突然やってくる切なさも・・生きているからのこと。
生きているからウレシイィんだ!
きっと、楽しい事だって、沢山起こるに違いない!!
今まで、なんとか乗り越えてきたのだから・・大丈夫。大丈夫。
その度に、それ以上にジャンプしてる私だもの。
中途半端な季節だから、気持ちも中途半端でいるだけなんです。
そう・・先のことなんて、誰にもわからないのだから・・。
ボーっとしてる場合じゃなかった・・・。
洗濯物の山・・そろそろしまわなきゃ湿っちゃいますねぇ。