さて、今年最後の脳神経外科の受診も、木曜日に終わってしまいました。
あと半月で・・今年も終わりですねぇ。
生憎の雨模様・・始めて診察券を前もって出しに行かずにいたのですけど、帰る時間は全然変わらなかったでしたリハビリを先にして・・待ち時間の調整。
もう・・次回からも出さなくていいなぁ~。
この日の母は、とーってもクリアで明るくて・・高次脳機能障害なんて嘘みたいに、いろんなことがシャンとしていました。
主治医との会話も、私が何も言い出さずとも・・聞きたかったことを伝えていたし。
私に対する嫌味や・・父に対する不満まで・・主治医に言ったりしてたのでした。
リハビリでも、立ちが良くなって・・健常側の右足「強くなったねぇ~」って褒めてもらったって喜んでましたし、介護タクシーの中でも、とっても明るくて・・朝から晩までいい感じでした。
そういう日は、父も調子が良くて・・夕飯も楽しく・・。
だけど・・今日は違ってました。
どうしてなんだろなぁ~続かない母の気持ち。
長谷川式は、24/30
認知症のボーダーラインは、しっかり超えているそうです。
今日は一日、怒りっぱなしで・・無茶苦茶、滅茶苦茶な母でした。
そういう日は、父も調子が悪くて・・夕飯も無口。
もちろん、そんな日もあるってことは、もう学習してる私と父です。
昨日と今日の違い・・それどころか、数時間前・・数分前・・の違いだってある時はある母です。
シッカリしてる部分と、そうじゃない部分。決まってないから・・どうしていいかまだわからない。
感情のコントロールが、上手く出来ない日もあること・・わかってるはずです。多分・・。
時として、何もかもわかってて・・昔と全く変わらない母なのに。
時として、全てを悪くとってしまう母に。
まるでスイッチでもあるみたいに、なんだかワケがわからなくなる母にもなってしまう。
言ってない事を言ったと言ったり・・。
何度言っても、どう説明しても、そうなんだと思えない母。
適当に話を合わせれば・・何故か適当に合わせたことだけをシッカリ覚えてて、後で困ったことになるし。
本当のこと、私や父にとっては本当のことでも・・母にとってそうかと言えば・・そうじゃないらしいです。
本当のことを言って、わかってもらおうと思っても・・伝わらないもどかしさ。
どうしてなんだろ・・どうして・・わからないんだろう。
わかって欲しいと思う気持ちは一緒なのになぁ。
いつでも・・二対一になっちゃう我が家の図式。
これ以上、わからなくならないで欲しいなぁ・・。
だけど、母にとっては・・私や父に・・わかってほしいんだろうなぁ・・。
幻想も・・母にとっては、幻でも偽りでもなく。
ちゃんとそこに・・あるし、いる・・らしい。
難しすぎて・・どうしていいか・・。
脳は学習するし、アルツハイマーのような認知症とは少し違うから・・って、主治医はそう言ってたから・・。
極力・・私が住んでる現実を・・母にもう一度・・思い出すんじゃなくて、覚えてもらおうと・・焦る私。
でも・・もう、無理なのカナァ。
必死になって・・なんとか・・わかってもらおうとすることに、ちょっと疲れたぞぉ。
なんだか・・無茶苦茶、滅茶苦茶・・しんどかったなぁ。
投げ出したりはしないけど・・何か、間違ったことをしてる私かもしれないなぁ。
いっそのこと・・そうだね、そうだよ・・って、言ってあげたほうが母のためなんだろうか・・。
朝からずっと私と父は「嘘付きで、薄情者」と言われっぱなし。
今更だけど・・流石に来る人、話す人・・みーんなに切々と語られると、良い気持ちはしないです。
聞かされてる側が、どう思おうとそれはもういい。
ただ・・そんなに私や父が、信じらんナイのかってことが・・切ないナァ。
家族だから・・甘えられるから・・そんなの、もうどうでもいい。
高次脳機能障害・・脳梗塞による認知障害・・そんなことはわかってるし。
母のホンネの・・おそらく・・普通だったら言わないけど・・って部分ばかりを聞いてると、なんだか空しくなってしまいます。
母に対する気持ちが・・恩着せがましくなってる自分にも・・なんだかなぁ~とも思うし。
自分が好きで・・っていうか、自分が認めて・・決めて自宅介護をしているのだし、これも私の生きる道~なんて、ちょっと思い始めたこの頃だけど。
あんまり・・死にたがってる母の・・本当の気持ちを聞いていると・・情けなくなってしまいます。
これ以上・・どうしてあげることも、今は出来そうにないなぁ。
もう・・生きていたくはないんだと・・母の口から聞く度に・・そうだろうなぁ~と、思ってしまう私は・・そこまでの人間かもしれないなぁ。
なんとか・・生きていれば・・と思ってもらおうと必死になるけど・・説教じみて、偉そうな私になるだけだし。
母は、いつまでも母なのに。
私は、いつまでも母の子供なのに。
何をどう・・認めたらいいんだろ。
何も考えないで、なるようになるから・・今までと同じように・・少しづつ・・こうしてイロイロ考えながら・・違った方向に例え行ってしまっていても・・自分でおもうようにすれば・・いい・・のか。
なんだか・・今日は、わかんなくなっちゃった。
あ・・始めから、わかってるわけではなくて・・それでいいと、その都度思ってただけなんだけど。
数時間前の、短い記憶がうまく重なっていかない母にとって、数時間前も、何十時間後も・・なくて。
頭がおかしい・・。おかしくない・・・。
母にとっては、訂正されることで・・そう思わされるらしい。
そうじゃなくて・・それは病気の後遺症だから・・。
後遺症だなんて・・そんなの・・わかんないよ。
それは、聞き流せない私に対しても・・生きることが辛いとばかり言う母にも。
だけど・・もし自分だったら・・やっぱり死にたくなっちゃうだろカナァ。
このところ、言わなかったのに・・言わなかっただけだったんだなぁ。
あんなに元気だった母で・・あんなに動き回ってた母で。
いつのまにか、その母を昔の母だと思いすぎてた私で。
一緒に・・哀しんだり、切ながったり・・そのことではもう泣かなくなった私。
それは・今の母だって十分だから。生きていることが、嬉しかった事は変わらないんだモノ。
そう思いすぎたから・・なのかなぁ。
明日を信じて・・前を向いて・・とにかく、どんなことがあっても・・きっと大丈夫。
笑っていさえすれば、そのうちナンとかなってくさぁ。
そう思いすぎたから・・なのかぁ。
母にとっては、いくら今が少しづつでも回復してたとしても・・昔とは違うってことが・・まだ認められなくて。
いい加減、諦めなさいと言ってしまう私が、冷たいのか。
母のことを我が儘だとか、我慢が足りないとか・・前向きじゃない・・とか・・そんな風にばかり思ってしまう私で。
私のしてることは・・もしかしたら・・お門違いなんかなぁ。
たまには・・一緒に哀しんで、泣いてあげるくらいじゃないと・・いけないのかなぁ。
一年前の私は、母の今を受け入れられなくて・・何かと泣いていたけれど・・今より、ずっと優しかった気がする。
母の左側が動かない事・・当たり前になりすぎて、今を今だけしか考えられなくなった私になって。
とにかく・・前を見ようって・・。
胸を張って・・頑張ってるもん私。
別に・・褒められたいとか、認められたいとか・・そんなことを考える余裕もなく。
当たり前のことをしてるだけなんだけど。
夜になって・・一人になって・・思ってしまった今日、今です。
だからどう・・ではないんだけど。
きっと・・このまま・・自分のいいように・・過ごす私なんだろけど。
私・・確かに強くはなったけど・・優しくなってはいないなぁ・・・。
きっと・・春になったら、青いチューリップが。