今日は母の特養のお祭りでした。
母が特養に入って二回目のお祭りです。
去年は、母の体調が最悪で、毎週点滴をしていました。なのでお祭りどころではありませんでした。
今年は食事の形態こそ、噛まずに飲めるトロトロ食事ですが、それも自分ではスプーンも持てませんが、とりあえず飲み込むことが出来ているお陰で、水分摂取も排尿も、なんとか頑張れています。
なので、お祭りが少しでも気分転換になれるなら、私も一緒に参加しようと思い、3時半に 家を出ました。
外は滅茶苦茶暑くて、自転車を降りたら背中に滝の汗~~クラクラでした。
母はお昼寝中でしたが、御神輿がフロアーを廻ってくるので、母を起こして車椅子に移乗してもらいました。
いつものワーカーさんではなく、パートのヘルパーさん二人。
足元と、胴体を二人でお姫様抱っこをして母を車椅子に移乗しました。
母は、もう・・そのくらいの状態になっているってことです。
お祭りは4時に開始です。
お祭りらしい姿に着替えたワーカーさん達。
浴衣だったり、法被だったり、パッチに甚平さんまでいろいろです。
いつものポロシャツじゃないから、なんとも楽しげです。
中にはデッカいボンタン姿の男性も!でもそれは、ちゃんと理由があるんですよね。
母は少し眠そうでしたが、館内に流れる祭り囃子に、ちょっとは心が動いているようでした。
母はお祭りや盆踊りが大好きでした。
いつも家の近くお祭りで、私服で踊っていました。
自治会のお揃いの浴衣を買って着るわけでもなく「毎年違う柄の浴衣なんて、もったいなくて買えないわ」って。
私は、人前で踊るのが小さい頃から大嫌いで、どんなに母が奥の手を出してきても、泣いて嫌がっていました。
私の娘、長女は母似で、次女は私似のようです。
館長さんのお話の後、お神輿が特養の中を練り歩きます。
母もジッと見ていました。
冷房がきいている館内とはいえ、動けば暑い28度設定です。
一生懸命に、利用者さん達を喜ばそうとして頑張ってくれています。 三階建ての広い館内を行ったり来たり。
4時半から、施設の外の駐車場でアトラクションが始まりました。
母も一番前で鑑賞会。
演奏は、特養のワーカーさんのクラブの一つ「軽音楽部」だそうですよ。
エレキギターを弾いているのは、母のいる階の相談員さん。隠れていますが、キーボードは母担当のワーカーさんです。お世辞にも・・上手だとは言えませんでしたが(ごめんなさい)沢山のお年寄りを喜ばせようと一生懸命に歌って、弾いてくださっていました。
ちなみに、福山雅治さんの歌・・なんだったか忘れちゃいましたが。
それと・・
♪それが大事
「負けないこと、投げ出さないこと、逃げ出さないこと、信じ抜くこと駄目になりそうな時、それが一番大事・・♪」
この歌聴くと、私は何故かいつも泣いてしまうから・・困ったことになりました。
それから、坂本九さんの「上を向いて歩こう」
母が声にならない声で、口ずさんでいたから・・また泣いてしまいました。
次は、トラックの二台が舞台の、ソーラン節でした。
今年入社した若いワーカーさん、母の担当のワーカーさんも真っ赤になって頑張っていました。
ほら!ボンタンのワーカーさん!!なかなかカッコよかったですよ。
母もじっと見ていました。
あまり動かなくなってしまった右手、それでも動かそうとしていました。
一緒に踊りたかったのかなぁ・・
なんだか、やっぱり私は泣いてしまいました。
こういうの・・ホントに嫌いです。
風が少し涼しくなっていたのに、タオルは涙と汗で・・なんだか、悲しくて寂しくて。
一生懸命踊ってくださってるワーカーさん達が、有難くて、胸が詰まってしまいました。
ご存知の通り、ソーラン節は結構ハードです。
踊り終えて拍手喝采!若いワーカーさんも、そうでないワーカーさんもゼイゼイ
ところが・・大喜びの利用者さんからアンコールが掛かりました。
一瞬たじろいたワーカーさん達・・でも、やらないわけにはいきませんねぇ~
再び、トラックの荷台を大きく揺らしながら、一生懸命踊ってくださいました。
皆さん、本当に素敵。お仕事、頑張っています。心が、優しくなりました。
このあと、カラオケがあったそうです。
部屋に戻る?と聞いた私に、珍しくまだ外にいたいと言った母でした。
私は母をワーカーさんにお願いして、6時前に特養を出ました。
母を置いていく・・いつもではないですが・・まだ未だにそんな気持ちになってしまいます。
自転車をゆっくりこぎながら、陽も暮れているのにサンバイザーの下で泣いてる私・・もう50歳を過ぎているのに、本当になんだろなぁ。
頑張ってくれた特養の職員さん達に、心から心から感謝です。
今日は次女の21歳の誕生日でした。
残念ながら?夜の予定がなかった娘・・それなら・・ということで、外で夕飯を食べに行くことになっていました。
いつも外へご飯を食べに行くのを嫌がる父が、本当に珍しく一緒に行くと言ったので、薬やお風呂の時間を考えて、少し早めに出掛けることにしていました。
なので・・母と最後まで一緒にいられませんでした。
和食屋さんのファミレスへ行ってきました。
長女は残念ながら仕事でしたが、父と次女と、私と旦那で美味しい和膳を頂きました。
食べるのに夢中で、写メを撮るのをすっかり忘れてしまって残念でした。
そのお店で売っていたゼリーです
これは母へのお土産。
旦那も次女も「そんなの買わなくてもいいじゃん」みたいなことを言いやがったけど・・
母の大好きなメロンのぜりーこれなら食べられるから、どうしても買いたくて買いました。
旦那と次女は、本当に性格がソックリ・・ぶーです。
父も久々の外食、喜んでくれたみたいです。
今度は長女を連れて、また一緒に行こうって言ったら笑ってうなづいてくれました。
今日は一日、気持ちが忙しかったなぁ。
今日のいろいろを、仕事から帰ってきた長女と話していたら、思わず泣いてしまった私。
娘の前で泣くなんて・・ちょっと心が弱っているのかなぁ。
長女は、ちゃんとわかってくれて・・嬉しかったなぁ。
私もお母さんなんだから、もっとしっかりしなきゃなぁ。
私の母が頑張っているように・・
お母さん、頑張れ~~~
何度もこの記事をはいけんしました。
そのたびに胸が詰まって・・
久美子さん、昨日病室の父に「うなづかないで声を出して返事をして」って言いました。
父も歌が好きだったんです。
また歌えるようにしてあげたいと思います。
お母様も上を向いてあるこうがお好きだったのですね。
あれから何年経ってしまったのだろうか。
もともと在宅だったので、ショート中にお祭りにぶつかるなんて事は
なかなかない事で、それでも一回か二回あった様な気がします。
ホームの入居者は、みな車イスや職員さんに手を引かれて
いちおう盆踊りらしいものを踊り、車いすの方は手拍子で
そんな賑やかさから離れた、シンとしたお部屋で
何を考えるともつかずに目をつぶっていたばあちゃんを思い出します。
例え体は動かなくても僅かながらでも意思の疎通がある
久美子さんとお母さん…うちもせめてそのくらいの意思の疎通があったら
一緒にお祭りを楽しめたかな…そんなふうに思いました。
少しでもたくさんの楽しい事…お母さんにありますように。
mさんと同様、なにも書けません。
施設のお祭り、娘さんの誕生祝と、しっかり記録されました。
忘れられない夏の一日になりましたね。
そうです!
お母さん、頑張れ~~~
時々、泣きたくなることがあります。
いろいろありますが、結構胸にしまっています。
時々、しまう場所が無くなって、アタフタしてしまいます。
古いものを片付けて、整理してまた一日一日溜め込んでます。アハハ
mさんのお父様、歌がお好きなんですね。
歌はいいですよね。
泣いてしまう歌もあるけど、励ましてくれる歌も沢山あります。
お父様が大きな声で歌えるように、私も祈っています。
是非是非、お喋りを沢山してリハビリ頑張ってくださいね。
pochikoさんから頂いたコメントを読んで、ハッとしました。
そうでした・・確かに、特養のベットに横たわったまま、じっと天井を仰いでいる利用者さんがいることを。
胃に穴をあけて、食事を摂っている利用者さんがいることを。
私は、まだ母と話も出来るし、車椅子を押してお散歩も出来るんですよね。
それさえも、叶わなくなった方もいること・・・
ありがとうございました。
今、この時間を大事にしますね。
旦那に貰ったウォークマン、沢山浜省の曲、入れましたよ!
はい!頑張ります。
いろんなことがあるけれど、いろんな気持ちがあるけれど、自分の意志で動けること、自分で選べる今を大事にしなきゃですね。
もう泣いてませんよ~~
夏が来ると思い出す・・ですね。
一生のうちの、たったの一日の出来事でした。