今回は、アレンジのしやすさでも人気の水煮タイプに絞って比較。
チェックポイントは、
- 身のやわらかさ
- コストパフォーマンス
- そのままの味
- 煮たときの味
- 焼いたときの味
第5位 いなば食品
氷温熟成さば 水煮
おいしさの秘密が、缶詰で初めて採用された「氷温熟成」。さばをマイナス1度でじっくりと解凍することで鮮度が保たれ、旨みが逃げないのだという。「煮たときの味」のチェックでも、さば大根にして試食すると、そんなにパサパサしていないし、甘辛い味付けとも合いますね。「身のやわらかさ」でも高評価を獲得した。
第4位 極洋
さば水煮
天日塩と水だけでシンプルに仕上げられ、煮ても焼いてもおいしく、コスパにも優れている。そんなさば缶を使ったおすすめのアレンジメニューが、「さばとブロッコリーのアヒージョ」。ほかにも、しょう油をさっと塗って焼き付け、わさびと一緒に食べても。また、「それに梅しそはどうですか?」と提案すると、「例えば梅しそときゅうりもみを合わせて、熱いさばと冷たい梅しそきゅうりの対比で食べるのもおいしいかもしれないですね」と応じるなど、アレンジ性が抜群なのも魅力だ。
第3位 若狭小浜 田村長
鯖缶詰(水煮)
鯖街道の起点である福井県小浜市で創業200年を迎えた海産物メーカーの一品。ボリューム感と脂のりの良さが特徴のノルウェー産さばを使用し、1缶1缶手作業で詰めている。素焼きにして比較した「焼いたときの味」では、苦戦する商品が続出する中で1位に。焼くことで脂が溶け出し、ジューシーな仕上がりになるという。さば大根にした「煮たときの味」でも、おいしいよ。大根との相性もGood!田村長のオンラインストアで購入が可能。
第2位 伊藤食品
あいこちゃん鯖水煮
さばを生のまま缶に入れ、完全密封してから加熱処理する生詰製法により、さばの旨みや脂が逃げないようになっている。「煮たときの味」の審査でさば大根を試食すると、すごく手の込んだ煮込み料理みたい、と驚き、部門1位を獲得した。これで味噌煮を作ったらおいしいでしょうね。ちょっと甘めの味噌と2〜3枚の生姜を使うのがポイントだそう。
第1位 マルハニチロ
月花さば水煮
大型の国産さばだけを厳選して使用。肉厚で、脂ののった味わいが楽しめる。「そのままの味」で1位、他の味の部門も10点満点で、総合1位に輝いた。そのままを食べたら、さばから出る旨みを感じられる。鮮度が良いさばを使われてるんだなっていう感じがします。さば缶の教科書のような味。「煮たときの味」でも、これじゃないか?格別ですね。ほかと全然違う!