自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

建築模型を作る パート08

2024-11-28 07:46:03 | 模型

完成した「境港おさかなパーク」の建築模型ですが、納品時に「炎天下の日光に長時間当たるような場所には置かないでください。」「強力な白熱灯の様な熱の出る照明も当てないでください。」と念をおしておいたのですが、5月のイベントで、炎天下の屋上で一日中展示してしまった様です。

しかもアクリルのカバーをかけた状態で。

これが納品前の完成品ですが、このまま炎天下の屋上に展示してしまった様です。

炎天下ので、アクリルのカバーまでかけていたら模型自体は50度を超える高温になっていたと思います。

これでは変形してしまっても仕方がありません。

当然ですが、電話がかかってきて、模型が大変な事になってしまいましたという事で、すぐに現場まで見に行きましたが、アクリルのカバーは割れ、模型のベース部分は伸びてグニャグニャにたわんでしまい、建物も剥離してういてしまっていました。

模型の歪みは分かりますが、なんでアクリルのカバーが割れる?

現場で聞いたら、模型が変形しているのを見た現場の方が、アクリルのカバーを外して地面に置き、アタフタしていたら、踏んづけて割ってしまったそうです。

カバーにしっかりと靴跡が有りましたので。

その写真を撮っていなかったのでお見せできませんが、その状態を修復しなければなりませんでした。

先ず、変形した地面のアクリル板を割らない様に剥がします。

1メートルの金差しをカンナの刃の様に磨いでアクリルとベースの木製部分に差し込みゆっくりと剥がしました。

こうして割れる事なく剥がせました。

ベースと木製の枠にはゴム系の接着剤を使用していたので、シンナーを少し付けた金差しを差し込みながらゆっくり剥がしました。

なんとか綺麗に剥がせましたが、波打ったアクリルベースをどう直すか?

散々悩んだ挙句、ボルトで歪んだ部分を木製ベースに引っ張って直す事にしました。

でもどうやって引っ張るのか?

色々実験しました。

その方法とは?

次回に続く!


建築模型を作る パート07

2024-11-27 12:44:21 | 模型

「おさかなパーク」の建築模型もいよいよ完成です。

建物も指定の色に塗り分けました。

桟橋部分の仕上げも終了しました。

そうして完成です。

どうせなら太陽の光の中で撮影しました。

この角度が完成パースイラストの状態です。

船は接着せずに置いただけなので移動できます。

船は着岸する方向が決まっているそうですね。

この写真では良い加減に置いてあります。

撮影はいつもの海岸です。

周りに建物とか無いので良い感じに自然な空と合わせて撮影ができます。

やはり本物の太陽光は模型をリアルに見せてくれます。

さざなみのアクリル板が良い感じに海の波を再現しています。

建物の屋根部分を外していますが、窓ガラスも青いシートを貼って熱反射ガラスっぽくしてあります。

これは、船の向きが逆ですね。

これで完成です。

境港の事務所に納品しました。

納品の際、長時間の炎天下での展示や、白熱灯で長時間照らすと、使用素材が変形する恐れがありますので、熱を与えない所で展示してくださいと言っておきましたが・・・・

5月の連休に「おさかなパーク」のイベントでこの模型を屋上に展示したようです。

しかもアクリルのカバーをかけた状態で。

模型は5月の炎天下で高熱にさらされ、大変な事になりました。

その話は次回に、

続く!

 

 

 


建築模型を作る パート06

2024-11-26 12:13:23 | 模型

今日から梅雨のような日が続くようです。

朝は「ゴケミドロ」のような空で、オレンジ色の朝焼けでした。

何か不気味な物を感じますが、今は風が吹いてポツポツ雨が降っています。

こういう天気だとテンションが上がりませんね。

と言っても今日も、建築模型の製作です。

昨日の記事で白線を道路に貼り付けて行きましたが、建物の中にも白線があります。

ここはセリをする場所ですね。

白線で仕切った所に各社の競り落とした品物を置いてトラックに積み込む場所です。

この写真は2階部分を乗せた状態。

セリの様子を2階から眺める事ができるんですね。

屋根を乗せると、

そして、屋上の駐車場の仕切りラインです。

車を適当に配置してみました。

後は、建物本体の色付けです。

屋上の部分はグレーのままですが、側面の壁は白で塗装します。

完成まで後少しです。

続く!

 

 

 


建築模型を作る パート05

2024-11-25 12:01:48 | 模型

今日は珍しくいい天気です。

やはり天気が良いと、精神的に良いですね。

雨模様や、曇っていると気持ちまで重くなります。

それに急に寒くなってきて、体調もおかしくなりそうです。

と言いつつ、建築模型の製作です。

模型のベースですが、道路を塗り分けたら、白線を引かなくてはなりません。

しかし、マスキングして白で塗るというのはかなり面倒。

しかも綺麗に仕上がるかどうかなんとも言えません。

なので、カッティングシートを0,5ミリの幅にカットして貼り付けることにしました。

ただ、0,5ミリの幅に綺麗にカットするというのは至難の技です。

なので、こんな物を作りました。

これはオルファカッターの替え刃を2枚瞬間接着剤で貼り合わせ、丸い箸に取り付けた物です。

これで、カッティングシートをカットします。

カットする時にちょっとコツがいります。

2枚の刃がシートに均等に当たるように角度を見て、ゆっくりとカットします。

カッティングシートは「タフカルシート」という中川ケミカルの製品で、屋外用の物なので

貼り付きは強力です。

これを丹念に貼り付けます。

平行な線を貼り付けるにはマスキングテープを幅に切って仮に貼り、それに沿わせるようにテープを貼り付けます。

こうすると道路に平行な白線を貼り付けやすくなります。

道路はこんな方法で仕上げますが、海の部分は、

このような感じになりました。

船の向きがデタラメですが、まだ接着していないので、適当に置いただけです。

この海の部分はさざなみ模様の透明アクリルを乗せてあります。

下はアクリル絵の具で海の色を筆塗りしています。

海の色はわざと塗りむらを作り、波の感じを出してあります。

建物もサフ吹きをして、

下地塗りをしておきます。

だいぶ建築模型らしくなってきました。

続く!

 

 

 

 

 


建築模型を作る パート04

2024-11-24 11:31:00 | 模型

連日アップしている「建築模型」ですが、建物以外の物も作らねければなりません。

例えばこれですが、

これは1/400の4トントラックです。

他に、

軽トラック。

これはフォークリフト。

一般車両、ミニバンとセダンです。

2トンアルミコンテナトラック。

この他にバスも作りました。

これはアクリルをミシンノコで切り出した物です。

これだけ作りました。

他に、

漁船です。

これもアクリルを切り出して、積層し、曲面をモーターツールで削り出しました。

あまりリアルにしなくても、シルエットがそれらしく見えれば大丈夫です。

桟橋に接岸すると、

こんな感じになります。

ベースの道路等塗り分けしました。

最初にベージュ色を全体に塗って、それからマスキングをして道路部分を塗り分けます。

塗装にはホームセンターのラッカースプレー塗料と、道路部分に田宮のグレーの缶スプレーを使用しました。

建物にはグレーのサーフェーサーを吹き付けてあります。

漁船と車は艶消し白のスプレー缶で塗装しました。

これだけ大きいと、エアーブラシなどで吹き付けるより、缶スプレーで一気に塗装した方が綺麗で早く仕上がります。

この後、道路の白線を仕上げますが、これが根気と我慢の連続です。

それは次回に、

続く!