自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

建築模型を作る パート03

2024-11-23 12:07:02 | 模型

連日アップしている「建築模型」の製作ですが、あまり面白味のない記事かも知れませんが、もう少ししたら面白くなるかも知れません。

形状が四角い箱のような物なので見た目面白さが有りませんね。

でも、少しずつ細かい部分を追加して行きます。

この建物は、屋上が駐車場になっているので、屋上に上がるスロープを作ります。

白いプラバンで形状を作ります。

さらに屋外の階段や、ヒサシも一つ一つ筋彫りして取り付けます。

筋彫りには「アクリルカッター」で定規を当てて丁寧に彫って行きます。

そして、船の接岸する桟橋のような部分を作ります。

この桟橋は、鉄骨の柱と鉄骨のトラストで出来ています。

トラスを表現するのに透明プラバンの0.5ミリにアクリルカッターでトラス型に筋彫りして三角構造を表現しました。

ほんの数ミリなのでこの程度しか方法が有りませ。

マスキング部分は透明にしておく部分です。

屋根の部分は1ミリのプラ板を使用。

柱も角形のプラ棒を使用しています。

各パーツの接着はアクリル用の液体接着剤を使用しています。

模型用の接着剤はアクリルを溶かす力が弱いので、アクリル同士の接着は出来ませんが、プラバン同士だとだと接着できます。

メインの建物「おさかなパーク」も、

細かい外階段等製作しました。

細かすぎて製作が意外なほど難しい。

パーツが小さいと、ほんの少しに誤差でも大きな歪みに見えてきます。

大体0,2ミリ以上の誤差はダメですね。

それ以下で正確にパーツを切り出さないと歪んで見えます。

建物以外の部分もたくさん有ります。

これは積荷の重さをトラックごと測る所。

桟橋の入り口の部分です。

模型全体はこんな感じです。

余白がかなり有りますが、ここは道路を表現します。

右側は海なので海のさざなみを再現します。

完成予想図も参考に仕上げています。

ベースの大きさですが、90センチ幅x1メートル20センチ長さ有ります。

畳3/4ほどのサイズです。

この模型もアクリルのカバーを被せます。

建築模型として製作した模型としては最大の物になります。

ジオラマとして製作した物で最大の物は、93年の倉吉フルーツ博覧会のテーマ館に置いた未来の農業のジオラマが最大で、幅10メートル、奥行き3メートル高さ2メートル20センチでした。

今はこれほど大きな模型を作る事が無くなりましたが、今現在、一般住宅の建築模型の製作を受けています。

こちらな個人の邸宅なのでプライバシーの事もあるのでブログにアップはできません。

コロナが吹き荒れてからの久々の建築模型なので心を込めて製作いたします。

「おさかなパーク」の模型も精一杯丁寧に製作しました。

しかし、納品後、大変な事が起きました。

それは、この記事の最後に書き込もうと思います。

続く!

 

 


建築模型を作る パート02

2024-11-22 07:38:07 | 模型

建築模型の作り方ってあまりネット上にも無いと思いますが、それほど難しい物ではありません。

模型の大きさに調整した図面があれば、その図面通りにパーツを切り出して箱組みするだけです。

今回の建築模型は1/400なので、1/400スケールに図面を作り、そのサイズに合わせてアクリルの透明板を切り出して、窓、ドア等の位置を立面図から割り出してアクリルカッターで筋彫りします。

ドア、シャッター等開口する場合は電動ノコギリでカットします。

窓等は塗装の際、塗料がつかないようにマスキングテープでカバーして窓枠部分をカットし、外壁の塗装をします。

写真で黄色くなっている部分が窓等の透明のままにしておく部分です。

これが、市場の一階部分、以前セリをしている模型を作った所です。

これは一回の部分に2階部分を乗せた状態で、実際の建物と同じく、2階から一階のセリの様子を見られる構造になっています。

これに屋根を乗せると、

こんな形です。

素材は3ミリアクリルと1ミリプラバンです。

接着には「アクリルサンデー」の接着剤を注射器で継ぎ目に流し込んで接着して行きます。

写真の白い部分が1ミリのプラバン、透明部分がアクリル3ミリです。

黄色い部分は窓ガラスなので塗装の際塗りつぶさないようにマスキングテープでマスクしています。

アクリルを切り出した時に、アクリル板全体にマスキングテープを貼り、窓部分を図面から割り出してペンで位置を書き込み、アクリルカッターで窓枠を掘ります。

この建物の屋上には換気と明かり取りのため四角い煙突のような構造物がいくつも有ります。

これが8ミリのキューブで、アクリルで小さなキューブを作るのが意外なほど難しい。

プロクソンの電動ノコギリでアクリル板をカットしますが、指先を刻んでしまいそうです。

これも窓のマスクをします。

こんな作業を繰り返し、建物の形状を作ります。

メインの建物だけは内部も製作しました。

上の写真が一階部分と2階部分のパーツです。

この二つを重ねて乗せる構造にしました。

建物全体はこんな形状です。

現存の図面に乗せて寸法の確認します。

1/400なので、かなり小さい部分も有り、パーツを持つ指が痛くなります。

こんな製作は序の口です。

これからもっと大変な作業が続きます。

続く!

 


クイーンチェストバスター 完成

2024-11-20 07:49:34 | 模型

昨日は「第38回米子工芸会展」の最終日で、午後4時から撤去作業でしたが、駆け込みのお客様も有り、たくさんの方々に見ていただいたようです。

私のフィギュア作品14点も展示しましたが、楽しんで頂けたようで、何人もの方から「見に行ってきました」と連絡がありました。

日本海新聞にも掲載されていましたし、苦労して作品を運んだ甲斐がありました。

また来年も宜しくお願いします。

今回完成できなかった「アマテラス」も完全な形にして展示したいと思います。

ということで、長々書いてきた「クイーンチェストバスター」の完成です。

名札も取り付け完成です。

映画ではあまりじっくり見るシーンが無いのですが、こんな形していたんですね。

正面の顔を見ると、やはりエイリアンですね。

アルミの針金を入れた尻尾ですが、思いの外長いので曲げないと、場所を取ってしまいます。

ベースも作り、しっかり立たせられました。

のっぺりとした表面も、赤い斑点を塗装してそれなりに生き物っぽさを再現できたと思います。

これで完成です。

やはり、こう言う「化け物」を作るのは面白いですね。

次は何をアップしましょうかね。

 

 


クイーンチェストバスターを作る パート04

2024-11-19 07:52:37 | 模型

今日はとても寒い朝になりました。

最低気温が7,9度です。

ここ山陰は毎年ドカ雪が降ると言うことを知られていないんですね。

今年の夏が暑かったからといって、冬が暖かいか?と言うことも無いようで、今年も雪が積もるかもしれません。

もうそろそろスノータイヤに変えなければなりませんが、今日は夕方から「米子工芸会展」の作品撤去が有ります。

またバタバタの日になりそうですが、たくさんのお客様に見にきていただいたようでスタッフ一同感謝しております。

ありがとうございました。

今日は午後4時までの展示です。

まだ見ていないと言う方はお早めにどうぞ。

と言うことで、今日も「クイーンチェストバスター」の製作です。

製作も大詰めです。

基本の塗装も終わり、後一手間かけます。

まずベースですが、

上の写真の白い部分ですが、「水性ラテックス」を塗って有ります。

このラテックスは液体ですが、塗って乾燥したら、爪楊枝のような尖った物で引っ掻くと、

網目模様の状態になります。

コレを全体に施します。

クイーンの方も発泡スチロールの接着剤で雫が垂れた感じにします。

透明な接着剤なので水に濡れた感じが表現できます。

白濁した液体っぽいものはエポキシ接着剤でも表現できます。

クイーン本体も、水性ラテックスを塗って引っ掻いて有ります。

引っ掻く時は爪楊枝のような物で軽く傷をつけない程度で十分です。

せっかく塗装したのに傷をつけてしまわないように気をつけて引っ掻きます。

そしていつものネームプレートを接着します。

ベースに落ちている白濁した液体はエポキシ接着剤です。

これでやっと完成です。

完成した写真は次回に!
続く!

 


クイーンチェストバスターを作る パート03

2024-11-18 10:43:55 | 模型

「米子工芸会展」も、今日と明日になりました。

たくさんの方々にご来場いただき、有りごとうございます。

知り合いも、「見に行ってきました」と何人も連絡があり、喜んでおります。

明日は午後4時から撤去作業があるので展示時間が短くなります。

まだ見ていないと言う方はお早めにどうぞ。

と言うことで、今日も「エイリアンクイーンチェストバスター」の製作です。

割と大きなソフビキットですので、ベタな単色で塗ると絶対にチャチな仕上がりになると思ったので、出来るだけ生き物っぽい仕上げにしようと思いました。

頭部の写真ですが、細かい斑点をエアーブラシで書き込みました。

体も、

赤い斑点を全身にエアーブラシで書き込みました。

これだけで、だいぶ生物的な仕上がりになりました。

ただ、エイリアンの血液って赤く無いんですね。

でも、ま〜イメージで仕上げます。

シルバーの歯や、腕や足のジャバラ部分の筋肉っぽい感じもタミヤの水性アクリル塗料で筆塗りしました。

尻尾ですが、中にアルミの針金を入れて曲げています。

フェイスハガーと同じ素材なので、中にスポンジを入れて潰れないようにして、針金を差し込んで有ります。

これで自由に曲げられます。

次に、ベースのスタイロフォームをちょっと細工します。

スタイロフォームのベースには「ウッディー粘土」を塗り付けているのでカッターや尖ったヘラで引っ掻いて角等欠けさせます。

そのかけさせた部分もアクリル塗料のグレーで塗装し、乾燥後エナメルの艶消し黒をシャバシャバに薄めたものを染み込ませ、垂れた感じに書き込みます。

これだけで古びたいい感じのベースになりました。

このスタイロフォームは欠けると断面がコンクリートの破断面のような形になるのが面白いですね。

天板も黒の染みを入れます。

目地部分に染み込ませ、点々と液が垂れた感じに書き込みます。

エイリアン本体にも軽く墨入れした後、クリアをエアーブラシで塗ります。

このキットはソフビ、つまり塩化ビニールなので、エナメルの塗料を塗ると、化学反応で表面がベタついて乾かない現象が起きる可能性がありますので、エナメルの墨入れは厳禁です。

なので水性の塗料を薄めて使用します。

クリア塗装すると、やはり生物っぽさが出ますね。

ベースに取り付けると、いい感じになってきました。

流石に実物大は迫力満点です。

正面の顔はやはりエイリアンですね。

ここまで仕上げて終わり!

では無いんです。

まだまだ仕上げを施して行きます。

完成まで後少し。

続く!