建築模型の作り方ってあまりネット上にも無いと思いますが、それほど難しい物ではありません。
模型の大きさに調整した図面があれば、その図面通りにパーツを切り出して箱組みするだけです。
今回の建築模型は1/400なので、1/400スケールに図面を作り、そのサイズに合わせてアクリルの透明板を切り出して、窓、ドア等の位置を立面図から割り出してアクリルカッターで筋彫りします。
ドア、シャッター等開口する場合は電動ノコギリでカットします。
窓等は塗装の際、塗料がつかないようにマスキングテープでカバーして窓枠部分をカットし、外壁の塗装をします。
写真で黄色くなっている部分が窓等の透明のままにしておく部分です。
これが、市場の一階部分、以前セリをしている模型を作った所です。
これは一回の部分に2階部分を乗せた状態で、実際の建物と同じく、2階から一階のセリの様子を見られる構造になっています。
これに屋根を乗せると、
こんな形です。
素材は3ミリアクリルと1ミリプラバンです。
接着には「アクリルサンデー」の接着剤を注射器で継ぎ目に流し込んで接着して行きます。
写真の白い部分が1ミリのプラバン、透明部分がアクリル3ミリです。
黄色い部分は窓ガラスなので塗装の際塗りつぶさないようにマスキングテープでマスクしています。
アクリルを切り出した時に、アクリル板全体にマスキングテープを貼り、窓部分を図面から割り出してペンで位置を書き込み、アクリルカッターで窓枠を掘ります。
この建物の屋上には換気と明かり取りのため四角い煙突のような構造物がいくつも有ります。
これが8ミリのキューブで、アクリルで小さなキューブを作るのが意外なほど難しい。
プロクソンの電動ノコギリでアクリル板をカットしますが、指先を刻んでしまいそうです。
これも窓のマスクをします。
こんな作業を繰り返し、建物の形状を作ります。
メインの建物だけは内部も製作しました。
上の写真が一階部分と2階部分のパーツです。
この二つを重ねて乗せる構造にしました。
建物全体はこんな形状です。
現存の図面に乗せて寸法の確認します。
1/400なので、かなり小さい部分も有り、パーツを持つ指が痛くなります。
こんな製作は序の口です。
これからもっと大変な作業が続きます。
続く!