自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

実物大ガンダム2 パート02

2025-01-21 07:41:35 | 日記

昨日からアップしている「実物大ガンダム」ですが、以前アップしたガンダムとは違い、「ユニコーンガンダム」です。

今日は、各部クローズアップした細かい写真をアップします。

「ユニコーンガンダム」の製作の際のディティールアップの参考にして頂ければ幸いです。

この写真ですが、見に行った時はまだ正式に完成という発表されていない時だったので、まだ一部修復している状態で、まるで戦闘から帰ってきたガンダムを整備している様でした。

実際は塗装が一部不具合が有ったのか?吹き付け塗装をしていました。

それでは、部分的な写真をどうぞ。

脚部です。

背面ランドセルの形状が分かります。

右肘と腰部分。

左肘。

脚部。

かかと部分。

スネの側面。

右足正面

左足側面。

右手部分。

ボディー下から。

左足正面。

右腕。

どこから見てもカッコいい。

しかも実物大!
高さが20メートルくらいの様です。

旧ガンダムは18メートルほどだったようですが、こちらはちょっとだけ大きい様です。

今現在もこの場所で立っているので、また見に行けそうです。

今度見に行く時は稼働して変形する所を生で見たいですね。

この時はまだ製作中だったので稼働するところが見られませんでしたので。

と言ってもいつ東京まで行けるかわかりませんが。

 

 

 

 

 

 

 

 


実物大ガンダム2

2025-01-20 12:14:12 | 日記

去年、パソコンの画像を整理していたら、お台場の実物大ガンダムの写真が大量に出てきました。

先日、ファーストガンダムの写真をアップしましたが、今回は「ユニコーンガンダム」です。

別件で東京に行った際、ついでに新型ガンダムを見ていこうと言う事で、時間がだいぶ遅くなったのですが、見に行きました。

日がだいぶ傾いてきた時でしたので、ちょっと薄暗い状態です。

この時は、まだ、正式に公開されていた訳では無く、まだ、細かい部分を修復している状態で、リアルなメンテナンスの状況を見る事ができました。

高所作業車で一部塗装を直していました。

夕日をバックにかっこいいですね。

この「ユニコーンガンダム」は部分的に稼働して変形するのですが、この時はまだ稼働できる状態では有りませんでした。

でも、「デストロイモード」で光っている状態が見れたので満足です。

相変わらず細かいマーキングが施され、見事な造形で仕上がっています。

後から聞いたのですが、私が取引している大阪の造形会社が、このガンダムの外装FRPパーツを製作していたそうです。

今はパソコンに取り込んだ3Dデータで、発泡スチロールを削り出し、それを仕上げて原型にして、型取り、複製をして作るのだそうです。

なので、プラモのガンダムそっくりな形状になるんですね。

本当にすごい時代に成りました。

このガンダムの細かい写真は、また次回にアップします。

続く!


河童の造形 パート03

2025-01-19 08:06:32 | 仕事

連日アップの「河童」ですが、フィギュア本体が完成し、いよいよ現場に設置します。

墓所は鳥取県米子市の「鴨川」ですが、ここは、「米子城」の「外堀」です。

本来城の堀だったのですが、今現在はコンクリートで固められたただの川になっています。

周りには白壁の土蔵が有ったり、ちょっと古風な風景です。

ここの川には河童が住んでいたと言う話があり、モルタル造形の会社が設置したオリジナルの河童のモルタル造形がいくつか設置されています。

この河童の造形には私は関わっていません。

この河童はモルタルの塊でできているそうで、大変重いそうです。

2トンユニックで吊り下げる際、ユニックのワイヤーが切れてしまったと聞きました。

中までモルタルで出来ていると大変な重さになるようですね。

なので、今回に河童は中身を発泡スチロールで作り、モルタルの節約と軽量化を図りました。

この鴨川の片隅に私の造形した「水木しげる先生」の「河童」を仲間入りさせました。

これが御影石の台座です。

無垢の御影石です。

石の台座のテープが貼ってある部分がフィギュアのボルトを差し込む穴です。

大変な重さなので慎重に水平を出して設置します。

設置の後、フィギュアを取り付けます。

モルタル造形でも中身が発泡スチロールでなのでかなり軽く人の手で持ち上げられます。

三平の取り付けです。

これはテーブルですが、スイカの皮が乗っています。

これも同じ様に台座の穴にボルトを差し込んで接着です。

次は河童です。

同じ様に取り付けです。

こうして設置完了です。

背景に白壁の土蔵が見えます。

こんなレトロな雰囲気の場所に設置されました。

季節はちょうど桜の咲く頃でしたので、満開に咲いていました。

河童と三平のスイカを食べている所を造形しましたが、三平はスイカを持っていないんですね。

でも、持っている様な格好をしています。

デザイン画がそう言う物だったので、その通りにしました。

決してスイカを盗まれた訳では有りません。

こう言うデザインでした。

フィギュアの造形は私がしましたが、塗装はモルタル造形会社の方に任せました。

この仕上げがどうなのかわかりませんが、水彩画のイメージにはなっていると思います。

こうして完成しましたが、このモルタル造形をしている会社は、今現在モルタル造形をしていないそうです。

コロナ以降造形の仕事が無く、職人さんもやめてしまわれた様で、造形をやめてしまわれた様です。

せっかくの技術が勿体無いですね。

もっとモルタル造形をして欲しかったのですが、残念です。

こうして鴨川の「河童の三平」が出来上がりました。

何度も遠方の会社に出向き、作業しましたが、新たなマテリアルによる造形は面白かったですね。

これでまた新たな技術が身につきました。

またこんな仕事してみたいですね。

 

 

 

 

 

 


河童の造形 パート02

2025-01-18 07:59:19 | 仕事

昨日からアップしている「河童」の造形ですが、いよいよ造形用モルタルの盛り付けと、造形に入ります。

これは、

この手前の鉄板を仕込んだテーブルの芯材です。

これは、モルタル造形の会社の方でモルタルを塗って造形していただきました。

私は「河童」と「三平」の造形をしました。

先ず、「三平」の方を造形しました。

体の造形は特に問題はなくモルタルを手で盛って、歯ブラシや粘土ヘラで整形しました。

造形会社の方は、服のシワなどどうやって造形するのか心配されていたようですが、歯ブラシの柄の部分を押し当てて形状を作りました。

シワにはパターンが有って、そのパターンに従って歯ブラシの柄を押し当てて造形しました。

造形会社の方は、何も見ずにシワを造形していくのを見て「迷いが無いですね」と言われてましたが、この程度はもう頭に中にシワのパターンが有るので簡単です。

足もくるぶしや指の配列等、人間の足で作れば問題ありません。

造形用モルタルは、泥の硬い物の様な感触で、指で摘んで乗っけるという感じです。

乗っけたモルタルをヘラでならして造形します。

ちょっと柔らかい粘土の感触です。

ただ、必ず手袋をしないとモルタルで手の油が吸い取られるので手がガサガサになります。

それにやわらかすぎて造形しにくいというのも有りました。

ま〜慣れれば問題なくなりましたが。

それより、髪の毛の造形をどう表現するか?

水木しげる先生の絵ではギザギザの平面的な表現しか無いので、どう表現するか?

色々考えて、円錐形のパーツをたくさん頭に乗っけるという方法で行きました。

造形しながら「これでいいのかな〜」と不安を感じながら仕上げましたが、出来上がったら「ま〜こんなもんか」という感じでした。

モルタル造形会社は、我が家から1時間30分くらい離れた所に有るので毎日通うことができないので一体造形するのを1日で仕上げました。

あと、一体、問題の「河童」の造形です。

これは案外簡単でした。

水木しげる先生の絵を参考に髪の毛も「三平」の髪の毛と同じ方法で仕上げました。

一度モルタルをいじっているので、2体目は割とスムーズに造形できました。

河童の造形が出来て、写真を撮りましたが、ちょっと不思議な事が起きました。

その不思議な写真ですが、これです。

河童の周りに、オーブの様な丸い物がたくさん出てます。

三平の写真には全く写らなかったのに、河童の造形が終わった途端こんな写真に成りました。

最初はレンズの汚れかと思いましたが、前後の「三平」の写真には写っていませんでした。

連続して写しているにも関わらず、「河童」の写真にだけ「オーブ」が写ったのです。

この仕事の後、このモルタル造形会社は、かなり忙しく成り、テレビにも登場したり有名に成りました。

この「オーブ」は、「座敷童」の様な物だったのかもしれませんね。

この「河童」も1日で造形し、塗装はモルタル造形会社の方にお任せしました。

そうして、モルタルフィギュアが完成し、いよいよ米子の「鴨川」に設置する日が来ました。

大きな石の台座を2トンユニックで運び設置しました。

その様子は次回に、

続く!


河童の造形 パート01

2025-01-17 16:01:15 | 仕事

今、某会社からの発注のフィギュア原型の修正しています。

今年開催される大阪万博の「土産物」として販売される物の原型なのですが、その会社から以前「河童」の造形が出来るか?と言う問い合わせが有りました。

モルタル造形で作らなければならないと言うことで、全部モルタルの塊にするとかなりの重量になるので、芯を発泡スチロールで造形し、鉄骨の骨を入れ、ボルト止めできる様に提案しました。

その河童がこれです。

米子市内の鴨川に設置してある「水木しげる先生」の「河童の三平」です。

これは、水木先生の方からの予算で製作された物です。

これは造形用のモルタルで出来ていますが、これを作った時、モルタルの造形というのはやったことが無く、全てが新鮮でした。

これをどうやって作ったか?

それをアップして行きます。

先ず、設計です。

このフィギュアの内部には上の様な鉄角パイプで作った骨材が入っています。

その鉄骨から出ているボルトを台座の石に差し込んで接着して固定します。

図面を鐵工所に発注し、作ってもらいました。

手前の物はテーブル用です。

この短い鉄パイプは腕のパーツです。

こんな風にボルトで繋ぎます。

これに発泡スチロールを取り付け、フィギュアの形状を削り出します。

顔部分は削りやすいスタイロフォームを使用しました。

手にはスイカを持っていますので河童の方です。

この状態で、モルタル造形をする会社に渡して、モルタルを食いつかせるラス網を巻いてもらいました。

ここからモルタルの塗り付けと仕上げに入ります。

この作業中に不思議な事も起きました。

それは次回に、

続く!