自称米子のプロモデラー

模型、フィギュア、ジオラマを製作するブログ

クリニックの先生からの依頼 パート01

2025-01-30 12:38:14 | 仕事

昨日アップしたクリニックの先生から発注の建築模型ですが、先生のご実家の建物を製作という事でした。

このご実家はもう誰も住んでいないとの事で売りに出されました。

いずれ解体されて更地に成り、別な住宅が建ってしまうと、子供の頃から住んでいた家が無くなってしまうとの事で、その建物の形を模型で残したいという事です制作する事に成りました。

ただ、図面が数枚と、外観の写真しか無く、正確な形状がわかりませんでした。

敷地の図面も無く、建物とのバランスから想像で図面を起こし、それを元にアクリル、ポリスチレンの樹脂板で製作しました。

そして今回、新しい素材も使用しました。

これです。

瓦のテクスチャーです。

素材は薄いポリスチレン樹脂の板をヒートプレスした物だと思います。

非常に薄い、柔らかい素材です。

これを屋根のベース板に接着して加工します。

カールーフは手前だけ作りましたが、後々打ち合わせで奥の方まであったとの事なので、この後伸ばします。

まだ塗装前なので分解できます。

左の方には洋服の仕立てや販売をする店舗があった様です。

少しだけ内部を作りました。

この上に、2階部分を乗せます。

さらに、2階の屋根を乗せます。

芝犬がいたとの事だったので鉄道模型用のフィギュアを使いました。

犬小屋は1ミリのプラ板で製作しました。

まだここまでしか出来上がっていませんが、この後塗装をしながら仕上げてゆきます。

庭部分には植栽して、サクも取り付けます。

ここまで出来上がったところで一度先生に見ていただきましたら、車庫の通路の形状が違っている様なので修正します。

今回、瓦の素材を使いましたが、1/87というスケールの物ですが、1/100の模型に使えることも分かりました。

以前は瓦の素材は1/20とか、大きなスケールの物しか無かったので、1/100では使えなかったのですが、今回のこの素材のおかげで、この様な民家の瓦屋根の建物もリアルに製作できるように成りました。

今までは瓦屋根の建物は、プラ板に筋彫りで誤魔化していましたが、これからはリアルな瓦屋根を再現できます。

この模型の製作が進みましたら、また、仕上がりをアップします。