畑でアゲハチョウが忙しく飛んでいた。花の蜜を吸っているのか、とにかく落ち着きがなく、花から花へと二匹の蝶がじゃれあっているように見えた。花に止まっても、羽は常に動かしているため、どうしてもうまく撮れなかった。 
オクラの花によく似ているため、花オクラとも言われている。手のひら大の大きな花が咲き、この花は、食べることができる。花びらを千切りにしてドレッシングをかけると、オクラのように粘り気があり、案外美味しい。しかし、実は食べることができない。ちなみにオクラの花はこんな感じです。 
万葉集の中で、山上憶良が詠んだ秋の草の朝貌は、アサガオでなく、キキョウの古名ではないかと言う説が有力とのことだ。古くから愛でられていたこの花の、とても涼しげで、素朴で美しい紫色が気に入っている。 
梅雨明けを待ちわびていたが、突然明けたと、報じられた。じりじりと暑い日ざしが眩しい季節となった。やはり、夏はこうでなければと思う。畑で見つけたトンボたちを写真に収めた。どちらも、それほど動かなかったので、容易に撮ることができた。
