ハルジオン（春紫苑）

昔から、これは田んぼとかにいっぱい咲いていただろう花ではあるが、改めてこうして見てみると、案外捨てたものではないと思う。雑草なので、非常に強いし繁殖力も高い。こんな雑草のようにたくましくありたいと思っているが、なかなか軟弱な自分を変えることは難しい。

すずらん

見たところスズランであるが、正式にはドイツスズランという名前だそうだ。何年か前に、鉢植えで一株購入したものを庭の片隅に植えて、はや１５年くらいになる。今では株数も増えて、小さな花だけれど、清楚で可憐な花を咲かせている。

ハナミズキ

街路樹のハナミズキの花があちこちできれいに咲いている。うちの庭でもピンク色のハナミズキを１０年くらい育てていたが一昨年の台風の強風にあおられて倒れてしまった。その後、やっぱり欲しくなって、もう一度小さな株を購入して植えてある。高さ一メートルぐらいの木に今年五個の花がついた。そのうちのひとつがこれである。

君子蘭（クンシラン）

今年も、我が家の君子蘭が開花した。寒さには弱いので霜が降りる頃には室内に入れて管理していた。一つの茎からは１２個の花がつき、鮮やかなオレンジ色でしかも大きな花なので、ずいぶん華やかな感じである。

キクモモ

谷汲踊保存会長を務める竹中義雄さんが作られた竹中公園の山の斜面約３万平方メートルに桜、桃、モミジがあり、約５００本の花桃が満開となった。何年か前に偶然通りかかった道路から、美しい桃林を見つけた。去年は時期が少し早すぎて開花していなかった。今年こそはと出かけてみたところ、散りかけていたが、まだ鮮やかなハナモモが咲いていた。もみじの葉はちょうと新緑となり、美しい若草色と桃色が青空に映えて、いちだんと華やかさを増していた。

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