奈良ホテルは猿沢の池のそばの五重塔がみえる場所にあった。由緒あるホテルで毎年皇室の方々が宿泊されるそうで、そのときの写真が並べてあった。外観も和風の風格のある建物だった。
古来、女性の参拝が許されたことから、女人高野（こうや）とよばれて親しまれてきた室生寺である。奈良の山奥にひっそりと建てられたお寺で、石の階段を登っていくと奥の院がある。まっすぐに伸びた木が空高く伸びていた。
家の近くの用水路に、アイガモの集団がいた。人懐こくて、向こうから近づいてくる。誰かが餌付けしたのかもしれない。ここは生活用水が流れているが、小魚も泳いでいる。彼らには住み心地のいい場所のようである。 
今日は朝からすっかり冷え込んで、雪降りとなった。見る見るうちに１０センチくらいの積雪となった。近くの田んぼも雪景色が広がり、モノクロの世界が広がっていた。鳥たちは寒さを感じさせず、何かを啄ばんでいた。
毎日寒い日が続いているが、お天気は良くこの日も雲ひとつない青空がひろがっていた。長良川の堤防沿いを車で通り過ぎた時、岐阜城が見えていた。標高329mの金華山の山頂にある。
