畑に、このほおずきの苗を植えた時期が少し遅れていた。お盆の頃、まだ、青かった実は気が付くとこのようになっていた。 
家の裏の砂利が敷いてある一角から、木の芽が出たかと思っていたら、いつの間にか赤い実ができていた。この木は植えた覚えもなく、どうやら鳥が種を運んできたのだろうか。小さな白い花の形は、茄子とよく似ていた。調べてみたところ、やはりナス科に分類されていた。この赤い実は、鳥が好んで食べるらしいが、早く食べに来てほしいものだ。 
伊吹山の登山道にはさわやかな秋の気配が漂っていた。山にはピンク色の花が咲いているように見えたが、良く見ると赤い実が生っていた。そこへは小鳥たちが集まってきていた。
源氏物語の作者の紫式部の名前から由来している、この紫色の実が生る植物はムラサキシキブという。このいっぱいの実が熟す頃には、ジョウビタキがやってくる。去年はこの実がすべて無くなるまで食べつくしていた。今年も来てくれるかな。 
