思い出のノーサイド

カメラがつなぐパス ラグビーを撮り続けて

作品の整理

2007-12-28 02:19:18 | ラグビー・思い出話

処分を予定していた3枚のパネル。袋から出して見ました。

二科会写真部北海道支部時代の入賞・入選作。

風景・動物写真全盛の北海道で、出し続けたラグビーの作品です。

会場展示のためパネル張りした作品は、写真よりマットの汚れと

痛みがひどく、保存の年月を物語っているようでした。

北海道支部札幌展の受付をした時、「あなたの作品はあるの?」

質問され「はい。私の作品はラグビーなんです。」「えーっ!?」

驚きの声が多くあって・・・。

当時の自分を思い出してしまいそうな3枚です。

 

93年、入賞。北海道招待、早稲田大学VS明治大学「パスの瞬間」。

キャノンF-1、NewFD300ミリF4Lに1.4倍のエクステンダーをつけて

スタンドから撮った作品。F-1の少し引っ掛かり気味、クセがある巻上げを

手巻きで、NewFDレンズの重たいピントリングをぐるぐる回して撮りました。

 

96年、入選。月寒で行なわれた東日本社会人リーグ、「突進」。

東芝府中対リコー戦、レフリーは斉藤直樹さんです。

北海道協会さんから認められ、競技場内で撮影できました。

 

98年、入選。夏合宿で撮った「大事なボール」。

東芝府中のアンドリュー・マコーミックさんが中心の作品。

トップリーグからラグビーファンになった方には、おそろいの練習着を

着ていない事が不思議かもしれないけれど、そういう時代でした。

アマチュアリズム撤廃、オープン化。

企業チームが模索状態だった時代です。

この時カメラはEOS1N・RS。95年ヨドバシカメラ札幌店が開店して

オープン記念に置いてあった3台のうちの1台を

購入してから撮ったものです。年上のおじ様しかいない売り場で

「今日現金で買うから電池入れて動かして見せてください。」と

お願いすると、一瞬周囲の視線を浴びて恥ずかしかったです。

でも正直言うしかありませんでした(笑)。

 

収納袋の中にはオールブラックス・カレンダーも入っていました。

弟からのもらいものを、すっかり忘れていましたね。

スポーツメーカーMIZUNOさんが製作したステキなカレンダーです。

自分でも色々作って楽しむけれど、このカレンダーにはかないません。

 

増えすぎた作品を「処分、処分」と思いつつ、選択に悩んできました。

特に「パスの瞬間」。気持ちが揺らいでいます。

めぐりくる春の早明戦にむけて、企画を立てるなら

あったほうが良いはず・・・。来年のお正月、おみくじを引いて決めます。