思い出のノーサイド

カメラがつなぐパス ラグビーを撮り続けて

EU・ジャパンフェスト

2010-01-28 02:47:00 | ラグビー・思い出話

1月31日閉館される札幌市写真ライブラリー。

私はその日予定が入っていて、訪問できずに終わりそうです。

でも最後の姿を見ないまま、違うスペースに変わってしまう。

その方が寂しくなくて良いのかも・・・。

いつか多くの方に要望され、再オープンされることを願い

楽しい思い出を、ひとつご紹介します。

招待されて楽しかった企画展。正式なタイトルは

「日本に向けられたヨーロッパ人の眼 ジャパン トゥデイ 写真展」。

 

1999年から2003年までの5年計画、日本国内全都道府県に

ヨーロッパで活躍中の写真家を派遣して撮影を行い

それぞれの撮影地とヨーロッパ各地で写真展をするという趣旨の活動。

 

主催はEU・ジャパンフェスト日本委員会、北海道、札幌市、札幌市芸術文化財団 

後援は文化庁、外務省、ヨーロッパ各国の大使館、有力企業の協力のもと

日本各地に赴いた写真家たちの作品が飾られました。

北海道にはドイツの写真家ヨハネス・バッケスさんが来て撮影。

バッケスさんの1999年の作品と、他の地域の作品が飾られました。

 

北海道庁総務部知事室国際課から封書の通知が届いてびっくり。

どうして自分が招かれるのだろうと思いました。それは地域で活動する

アマチュア写真家達との交流も、プログラムに含まれた企画とのことで

とにかく嬉しかったです。EOS-1Vと一緒に参加させていただきました。

 

オープニングパーティーでは駐日ルクセンブルク大使や

札幌市が来賓の挨拶。乾杯、解説つきの作品鑑賞。

その後自由鑑賞になり、最後は写真集をいただいてお開きです。

作りが立派な写真集。英語と日本語表記でオールカラー。

開幕式にご招待いただけただけでも嬉しいのに、

忘れ得ぬ思い出になりました。

 

せっかくなのでいただいた写真集をご紹介します。

札幌市内では、上げ底ブーツやルーズソックスの女子高生、

豊平川付近で犬の散歩をする人などが撮影されています。

わずか10年位前のことが、今振り返ると新鮮で懐かしいです。

支援してくださった各方面の方、お世話になりました。

 

EU・ジャパンフェスト日本委員会は、2006年に社団法人日本写真協会から

国際賞を、札幌市写真ライブラリーは2002年に文化振興賞を受賞しています。

価値ある施設があと数日で閉館。本当に残念です。