足並みそろえて GO 東京・秩父宮ラグビー場
1/10東京・秩父宮ラグビー場、大学選手権決勝、東海大学VS帝京大学です。
初優勝または七連覇、東海大学は6年ぶりの決勝進出となり、注目を集めました。
結果は17対27。帝京大学が勝利しました。前後半とおします。
前半は5対5の同点。差が開いたのは後半です。
自らのチームをチャレンジャーと意識づけた東海大学は、関東大学リーグ戦では流通経済大学に逆転勝利を決め優勝。
大学選手権では早稲田、明治という伝統校を破り決勝に進んできましたが、チャンスを生かし切れず
試合巧者の帝京大学に加点されてしまいました。
それでも後半終了寸前まで、点差を詰めようと攻撃を続け
前回、国立競技場で見た決勝を思い出させてくれるような流れになり、私はとても感動しました。
ノーサイド10秒前。私は電光掲示板の下付近で撮影していたのですが
メインスタンド、バックスタンド、自分の背後という順番で恒例のカウントダウンが聞こえ
「10、9、8、7、6、5、4、3、2」場内の半分は大コール状態になりました。
ボールを持って走っている東海大学の選手は無我夢中。
最後の「1」でトライを決めてノーサイドです。
一年に一度の決勝のみ観戦される方が半数だったのかはわかりませんが
それがラグビーにはふさわしくない応援と気づかれていらっしゃらないようでした。
集団心理というのは恐ろしいものです。
最後のトライを決めたところで、スコア上、帝京大学優勝は揺るがないこと。
それなら最後まで戦っている相手をたたえてほしいです。
ノーサイドになってからだけではなく、その10秒前からでも。
試合終了に向かい秒読みをした観客席に対しても、頭を下げて挨拶する選手を見て
私は涙が出そうになりました。
試合を見慣れていない方に対して、そぐわない応援を制止する勇気を
周囲の方にお願いしたいと思います。
この日の私の感動は、カウントダウンに威圧されながらも
最後の1秒までボールをつなげトライした東海大学にありました。
来年度は、試合も場内も素晴らしい余韻が残る決勝に出会いたいです。
自分も健康で撮り続けられるよう頑張りますので、ご協力をお願いします。
青ジャージ 東海大学 赤ジャージ 帝京大学