全ての部品を洗浄しますが、不良部品の交換や輪列のシェイクの調整や加工は洗浄前済ませます。この時計もダイアル側から、天府の動きが見える様に、地板に穴を開けましたので、ダイアルにも穴を開けます。組み立てでの注意点はゼンマイの入っている車=香箱ぐらいです。手巻き時計の場合はゼンマイと香箱真にグリスを付けます。自働巻き時計はゼンマイが全巻きになったら、スリップする様に設計されているので、スリップ面に、オートマチック用のモリブデン入りの特殊オイルを塗る必要があるので、香箱からゼンマイを取り出して、洗浄しておきます。ちなみに、モリブデンが不足のために、三年ぐらい前から入手困難になっています。つづく