もの創り アドリブ工房日誌

工房アドリブでの作業と作品 
反省と発見
試行錯誤と整理整頓
満身創痍と創意工夫

ロレックスの修理

2011年05月27日 | 日記
先ず、時計の外装をよく観察します。
疵や部品の不良で、使用状態や防水性等が判ります。
次に竜頭を廻して機能を調べます。針廻したり、ゼンマイを巻いたり、
振って、自動巻きのローターの音等でほぼ不良の原因は判ります。

この時計はローター受けのネジが抜けて、ローターが動かなくて全舞が巻けない状態です。

技術者は目だけでなく、かなりの判断は耳でもします。
ザラ廻しと言う輪列を廻すチェックも有ります。