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もの創り アドリブ工房日誌

工房アドリブでの作業と作品 
反省と発見
試行錯誤と整理整頓
満身創痍と創意工夫

時計的問題解決手順

2012年05月10日 | 日記




写真の時計はセイコードルチエです。
クオーツのドレスウォッチです。
修理の手順は機械式もクオーツも同じです。
1、現状把握
2、問題発見
3、原因分析
4、方法決定
5、問題解決

現状把握は

先ず、この時計は時たま止まると言うことです。

ケースやダイヤル、リューズなどの外装をチェックします。

ケースを開けて、修理履歴をチェック、針、ダイヤルを外して更にチェック、

以前にリューズから水が入ったままになっていたので、

ダイヤルの裏と機械がかなりひどく錆びています。危機的状態です。ここまでが現状です。

問題発見は 秒針とガラス面の接触です。痕跡があります。

原因分析は 水が入って錆び、針を廻す輪列に負荷が掛かって、時たま止まるのです。

方法方針決定は

新品商品の状態に近づけていくことです。

この時計の処置は錆びを落とし、分解洗浄し注油組み立てをします。


続く