写真の時計はセイコードルチエです。
クオーツのドレスウォッチです。
修理の手順は機械式もクオーツも同じです。
1、現状把握
2、問題発見
3、原因分析
4、方法決定
5、問題解決
現状把握は
先ず、この時計は時たま止まると言うことです。
ケースやダイヤル、リューズなどの外装をチェックします。
ケースを開けて、修理履歴をチェック、針、ダイヤルを外して更にチェック、
以前にリューズから水が入ったままになっていたので、
ダイヤルの裏と機械がかなりひどく錆びています。危機的状態です。ここまでが現状です。
問題発見は 秒針とガラス面の接触です。痕跡があります。
原因分析は 水が入って錆び、針を廻す輪列に負荷が掛かって、時たま止まるのです。
方法方針決定は
新品商品の状態に近づけていくことです。
この時計の処置は錆びを落とし、分解洗浄し注油組み立てをします。
続く