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もの創り アドリブ工房日誌

工房アドリブでの作業と作品 
反省と発見
試行錯誤と整理整頓
満身創痍と創意工夫

時計の直し方2

2013年09月06日 | 日記
裏蓋を開けたら、機械に異常は無いか?
ネジが抜けたり、折れがないか?
チェックしながら、ケースから機械を取り出し分解していきます。
技術者の間ではバラシと言います。
この時計の場合は、衝撃、多分落下したのでしょう。
ヒゲゼンマイが絡んで止まっています。
文字盤の2本の脚も折れています。
針廻しをする時のレバーを抑えるバネも折れています。
機械は25石で、名機ETA2472(自動巻)のベースに成った手巻の高級機です。
普通機は大体17石です。
機械はいいモノですが、50年位使用されているので、ケースがかなり腐食しています。
この頃はまだ防水時計はロレックスぐらいしか有りませんでした。

続く