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もの創り アドリブ工房日誌

工房アドリブでの作業と作品 
反省と発見
試行錯誤と整理整頓
満身創痍と創意工夫

時計の直し方3

2013年09月09日 | 日記
前回、この時計は50年前ぐらいの製造と書きました。
ちょうど、1964年の東京オリンピックの頃です。
ロレックス社もオリンピックのプログラムを100円で提供していました。
そのパンフレットにロレックスの腕時計開発の歴史が書いて在りました。
1926年に世界初の防水ケース(オイスター)を発明、
1931年に自動巻時計を完成。
1945年にカレンダー付き防水自動巻時計(デイトジャスト)を製作。
防水時計の出現で大幅に故障が減り、
分解掃除の必要期間も1年から4~5年に延びました。
オリンピックの年に分解掃除をすれば、
機械に一番いいローテェションです。
昔の人は時計を大事にして、止まらなくても定期的に分解掃除していました。
今の人は故障しなければ使い続けます。
分解掃除の目安は時間が合わなく成って不都合を感じた時です。
時計の直し方から外れて仕舞いました。
バラシの段階で不良部品は替え、
不良箇所は修理し洗浄します。
組み立て、注油、調整、ダイヤルセット、ケーシングで終了です。