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もの創り アドリブ工房日誌

工房アドリブでの作業と作品 
反省と発見
試行錯誤と整理整頓
満身創痍と創意工夫

ローリングボールズマシンの改造

2013年09月16日 | 日記
パチンコ玉転がし台とか、アイアンボールズマシンとか色々な呼名を付けていますが、表題に統一します。
このマシンにクロックを付け様と考えています。
パチンコ玉の数で時間を表します。
まだまだ構想中で時間が掛かりそうです。
とりあえず、玉跳ばし機のモーターの電圧を1.5から3Vに上げます。
マシンも大きく成ったので工房で作業で来ないので、
設置場所への出張作業です。
工具が手許に無いので作業がはかどりません。


時計達の同窓会

2013年09月11日 | 日記
東京五輪世代の時計達です。
この頃の時計は機械式手巻きしか有りませんでした。
クオーツ時計が普及したのは1970年以降です。
この前に直したラドーの手巻きを真ん中に同世代の時計を集めてみました。
ある意味で卒業記念写真です。
このラドーを最後に修理から引退します。
宮崎駿じゃ無いですが、
宣言し無くても勝手にすればいいのですが。
まあ~先の事は何も考えていません。

時計の直し方3

2013年09月09日 | 日記
前回、この時計は50年前ぐらいの製造と書きました。
ちょうど、1964年の東京オリンピックの頃です。
ロレックス社もオリンピックのプログラムを100円で提供していました。
そのパンフレットにロレックスの腕時計開発の歴史が書いて在りました。
1926年に世界初の防水ケース(オイスター)を発明、
1931年に自動巻時計を完成。
1945年にカレンダー付き防水自動巻時計(デイトジャスト)を製作。
防水時計の出現で大幅に故障が減り、
分解掃除の必要期間も1年から4~5年に延びました。
オリンピックの年に分解掃除をすれば、
機械に一番いいローテェションです。
昔の人は時計を大事にして、止まらなくても定期的に分解掃除していました。
今の人は故障しなければ使い続けます。
分解掃除の目安は時間が合わなく成って不都合を感じた時です。
時計の直し方から外れて仕舞いました。
バラシの段階で不良部品は替え、
不良箇所は修理し洗浄します。
組み立て、注油、調整、ダイヤルセット、ケーシングで終了です。




時計の直し方2

2013年09月06日 | 日記
裏蓋を開けたら、機械に異常は無いか?
ネジが抜けたり、折れがないか?
チェックしながら、ケースから機械を取り出し分解していきます。
技術者の間ではバラシと言います。
この時計の場合は、衝撃、多分落下したのでしょう。
ヒゲゼンマイが絡んで止まっています。
文字盤の2本の脚も折れています。
針廻しをする時のレバーを抑えるバネも折れています。
機械は25石で、名機ETA2472(自動巻)のベースに成った手巻の高級機です。
普通機は大体17石です。
機械はいいモノですが、50年位使用されているので、ケースがかなり腐食しています。
この頃はまだ防水時計はロレックスぐらいしか有りませんでした。

続く

時計の直し方

2013年09月05日 | 日記
この時計はラドーの機械式手巻きです。
50年前程の製造でしょう。
時計を直す時、先ず、外装をチェックします。
疵や異常をメモします。
次に、機能をチェックします。
ゼンマイが巻けるか?
針廻しが出来るか?
裏蓋を開けて修理履歴をチェックします。
技術者が修理記録やイニシャルを残しています。
この時計は過去に6回位修理されています。
1984年7月、1994年4月に分解掃除しています。



続く