道具

ちょっとネガティブな話し。

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パートさんから。

「店長、生きていて楽しいですか？」

と不意に聞かれた。本人にとってはすごい天然で悪気のない質問なんだけど、深いよね。

で。

う～ん。すごい楽しい、って訳じゃないよな。特別な不幸もなく特別な幸せもない、いたって平らな人生だったのかもしれない。まだ人生を語るには早すぎるけど、多分人生ってのはプラスマイナス零で納まるんではないかと。まぁ、既に皆さん気がついてる事かもしれませんけどねぇ。

満点の人生なんてあり得ない。たとえ今が満点であったとしても、過去には血の滲むような苦労や不幸があったかもしれない。そう思えば今が不幸なら灯りを見つけようと努力するだろうし、幸せならそれを謳歌しつつもどこかで失う恐怖を感じ続けるのかもしれない。

そういえばドラえもんの道具で「バランス注射」ってのがあった。よい事の後には悪い事が起きて、悪い事の後には良い事が起きるって道具。子供ながらその話しが強烈に残っている。

実の所、全く幸せを感じない今日この頃なのだが、働いて収入があって住むところがあって毎日御飯が食べられる状況ってのは幸せと思わざるを得ないのかね。自分の理想とかけ離れている人生に四苦八苦している自分もいる訳で、それって単なる傲慢なだけなんだろうか。

人生に苦労はつきものなんだろうけど、そろそろ余裕を持ちたいですな。

そういえば「くろうみそ」って道具もあったけ。多分前の店に赴任した頃に食べたような気がする（んなこたない）。